7年前にテレビで放映された倉本聰さんのドラマ 「優しい時間」 というのを覚えていますか? あの名作 「北の国から」 から15年後に富良野、美瑛を舞台に作られた、待ちに待った作品でした。その話の中心になったのが 寺尾聡さんがマスターをつとめる"森の時計” という喫茶店でした。
その喫茶店が新富良野プリンスホテルの敷地内にそのまま残されています。うっそうとした森の中を歩いて行くと、今もひっそりと建っています。
本当にここかしら? 自然のつるを利用した階段の手すりをつたって行くだけでワクワクしてきます。
ドアを開けると、ドラマと同じセットが飛び込んできました。ちょうどカウンター席が空いていました。マスターは残念ながら私の大好きな寺尾さんではないけれど・・・なかなかダンディで気さくな方でした。
窓辺には撮影で使われたコーヒーミルがずらり〜
もちろん、 一人一人お客さんが自分の分の豆をひきます
ネルドリップで丁寧に芸術的に入れてくれたコーヒーは、香りといい味といい素晴らしく、何とも至福の時間を過ごすことができました。ず〜と座っていたい空間でした。