聞き慣れない単語 ”まんぽ” というのは、線路の下をくぐるトンネル状の通路のこと、すなわち短いアーチ橋のことです。
蹴上インクラインの線路の下をくぐって南禅寺に向かう小さなトンネル。これが ”ねじりまんぽ” です。”ねじりまんぽ” とは、上の線路と下の道路が斜めに交差しているために、アーチ橋を斜めに架けるための特殊な技法のことだそうです。
アーチの円形を作り出すために、アーチ部分のみレンガを斜めに積んでいく、これがねじりまんぽの最大の特徴です。
アーチ土台部はレンガが通常の積み方で地面に平行に積まれているのに対し、アーチ部は斜めにうねるようにレンガが積まれているのが分かります。こういう積み方をすることで強度が高くなるのだそうです。
いつもは何気なく通過しているトンネルですが、こうして見ると、不思議な世界への入り口に見えてきませんか?
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