少し前の話ですが
世田谷パブリックシアター開場20周年を記念して上演された、芸術監督である野村萬斎の「ボレロ」を観に行ってきました。
まずは狂言「唐人相撲」。これは京都の茂山家のものを以前に観たことがあります。狂言には珍しくアクロバティックで面白い作品です。当然のことながら演出が少し違っていました。
そして、ラヴェルの「ボレロ」。聞こえないくらいの小さい音から、同じリズム、同じ旋律を繰り返しながら、だんだんうねるように大きな音になり最後は劇的な終わりかたをするこの曲。これはもともとバレエの曲として作られたもので、いろいろな人が演じています。特にベジャールの振り付けが有名。
もともとはお父様の万作氏が「ベジャールのボレロには、三番叟と通じるものがある」と仰ったのがきっかけだったそうです。萬斎さんの「三番叟」はやはり以前京都で観たことがあって、特別の思いがあり、今回MANSAIボレロはどんな風になるのだろう・・と楽しみにしていました。三番叟も跳んだりはねたりと結構激しい動きがあるので、太鼓や笛ではなく、洋楽器でも違和感なく非常に斬新で挑戦的な作品でした。
20周年を記念して今までの公演のポスターが貼られていました。
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