3/31/2015
3/30/2015
3/28/2015
3/27/2015
3/26/2015
琳派のきらめき(細見美術館)@京都高島屋
本阿弥光悦、俵屋宗達が1615年に始めた琳派。その100年後に再興した尾形光琳、さらにその100年後に登場した江戸の酒井抱一、さらに100年後には神坂雪佳が現れ、めんめんと独特の美の世界が受け継がれている琳派400年の歴史を一堂に見ることができました。
第1章 琳派誕生(光悦・宗達の美)
宗達が、扇などに大和絵や水墨画を描き、書に秀でていた光悦が和歌を書くというスタイル。琳派誕生の頃の作品が見られます。琳派は当時裕福な人々が中心に活動していたので、絵具も高価なものが使われていて、保存状態がすごく良いそうです。
俵屋宗達 伊勢物語図色紙「大淀」
第2章 花咲く琳派(光琳・乾山他)
高級呉服商の家に生まれた光琳。金をふんだんに使い、デザイン性にとんだ作品には目を奪われます。弟子の中村芳中(大阪琳派)の草花の扇絵も素敵でした。
尾形光琳「柳図香包」
第3章 新たなる展開(抱一と江戸琳派)
姫路城主酒井家の次男として江戸に生まれ、37才で出家という身の酒井抱一。尾形光琳に私淑し、いろいろな人の画風を学び、江戸琳派を確立した人です。
抱一作の「鹿楓図団扇」これが細見美術館のコレクションのきっかっけになったそうです。その団扇を現代の名工が再現したそうで、な、なんと1千万円!
第4章 京琳派ルネッサンス(神坂雪佳)
近代京都琳派の代表で、光悦の200年忌に琳派の普及活動し受け継いだ人。琳派独特の構図や技法を生かした上で、さらにデザインや装飾的な新しい試みも見られます。
神坂雪佳「金魚玉図」
あまりにも有名な、金魚を真正面から描いたユニークな作品。今回の目玉でお酒のラベルやバックの柄にも採用されています。私的には、もっと他のおだやかな作品の方が好きですが・・・
この展覧会、京都では23日に終了しましたが、この後大阪、横浜、日本橋とまわるようです。ぜひ、どこかでご覧になってください。
3/25/2015
3/24/2015
琳派400年祭
2015年の京都は ”琳派” 一色です
本阿弥光悦が徳川家康から京都の北、鷹峯の地を拝領し、そこに芸術村(光悦村)を開いたのが1615年。今年で400年を迎えます。それを記念して、美術館をはじめ、デパートやホテル、食品、洋服雑貨にいたるまで、琳派で京都の伝統文化を盛り上げようとしています。
琳派というと、俵屋宗達の「風神雷神図」や尾形光琳の「燕子花図」などが有名ですが、当時はそういう呼び方はされてなく、琳派と呼ぶようになったのはごく最近のことだそうです。
光悦、宗達から100年後に琳派を再興したのが、尾形光琳、さらにその100年後に登場するのが、江戸の酒井抱一。そして更にその100年後に継承するのが京都の神坂雪佳です。これらの琳派の一大コレクションを誇るのが細見美術館です。
京都国立博物館では風神雷神のプロジェクションマッピングも行われました。今後もいろいろな催し物がありそうで、楽しみです。
3/23/2015
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