10/15/2017

加山又造展@京都高島屋


こちらもやっと見に行けました。京都西陣の図案家の家に生まれた加山又造生誕90年を記念して企画された展示会です。


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加山又造さんといえば、桜、夜桜、天龍寺の天井図、祇園祭の山鉾の見送りなど、オーソドックスな日本画という印象が強かったので、今回彼の初期の、西洋画に影響を受けて描いた動物の絵はちょっと衝撃的でした。

「月と縞馬」(図録から)

キュビズムの影響がみられるこの絵。3頭の縞馬の足が多くて数えてしまいました。緑の月もきれいです。

「迷える鹿」(図録より)

アンリー・ルソーやパブロ・ピカソ、パウロ・クレー、ジョアン・ミロなどを学び、その手法を実験したと言われるこの時期の絵、すごいです。

「紅鶴」

水の流れの描き方をいろいろ工夫したという加山。この群青色の水にユーモラスなフラミンゴがいいですねぇ〜。体は6羽ぶんなのに顔が7つという説明書きに思わずじっくりと探してしまいました。



高島屋1Fではこんな企画も行われていました。


京都文化博物館で開かれている「絵画の愉しみ、画家のたくらみ」。こちらも横山大観、梅原龍三郎、藤田嗣治、岸田劉生などそうそうたるメンバーの名作が並び、圧巻でした。







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