1/06/2008

城崎にて



日本海に面した兵庫県北部、円山川の河口近くに湧く城崎温泉は約1400年の歴史をもち、街の中央には大谿川が流れ、柳と桜並木が続く情緒あふれる温泉街。志賀直哉が怪我療養のため逗留し、ここで『城の崎にて』を書いたというのはあまりにも有名な話。しんしんと雪が降るのにもめげず、宿用意のそれぞれの浴衣にどてらを羽織り、長靴をはき、7箇所ある外湯めぐりをする老若男女が、朝7時から夜の11時まで往来を行き来している姿は、ちょっと最近には見ない新鮮な風景という感じ。有名なソフトクリーム屋さんに人がいっぱい入っているのをみて、”この寒いのに”と思ったのは、行きのこと。温泉に入った後には、納得しました。

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