三十三間堂では毎年1月の15日に近い日曜日に恒例の「大的全国大会」(通称「通し矢」)が開かれます。江戸時代に武士達が118メートルある本堂の縁側のひさしの下を端から端まで射抜いた「通し矢」にちなむ行事で、袴や振り袖姿の全国から集まった新成人男女が、60メートル先の的をめがけて技を競います。この日はご本尊の前で住職による「柳枝のお加持」というのもあり、拝観料は無料とのことで、朝早くから信じられないほどの人出で、あの千手観音の前も大渋滞(全く動けない)でした。
まずは成人男子が8時半から12人づつ2本の矢を射ること3時間(約900人)、つぎに成人女子が3時間(930人)。その後は称号者の大人達で、終わるのは4時頃。見ているほうも押すな押すなの混雑で疲れました。でも子供達のりりしい姿を、親達が誇らしげに写真に撮っているのを見ると、ああその気持ちわかるなぁ・・・私ももし京都に生まれ育ってたら、この日のために子供に弓道をやらせてたかもしれない!と思った一日でした。
こんなに弓道をやる人がいるの(弓道初段以上の人が参加できる)とびっくりするほどの二十歳の若者たちで、境内はあふれんばかり。男の子達の袴姿もなかなか、かっこよかったです。
2 件のコメント:
おや! 全国大会なんですね。我愚息も高校時代は弓道をやっておりました。そのまま続けていたら、もしかして・・・? イヤイヤ、人生にifは無いんでしたね。
それにしても日本古来の武術、結構ちゃんと受け継がれているんですね。京都だけでなく、芝浦・・とか見えますよね。 それに、ホント、色もきれい!
えー!そうなんですか? 弓道ってけっこうカッコイイですよね。今の世の中、あまり実用的ではないですが。若い人達に受け継げられているのにちょっと感動しました。
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