冬の名物、蒸し寿司を食べてきました。天保時代からあるという古い老舗、寺町二条にある”末廣”というお店です。普通は鯖寿司、棒寿司、箱寿司のテイクアウト中心のお店なので、店内はテーブルが二つあるのみ。お店の外も中も歴史を感じさせる趣き(古さ?)があります。蒸し寿司は11月から3月までの限定です。蒸し上がるまで15分ほど待たなくてはなりません。その間にお酒をと言いたいところですが、メニューにありません(>_<)。そしていよいよ運ばれてきたのは、骨董品の部類に入ると思われる、小さな素敵な器に入った、あつあつのちらし寿司。ふたを開けると、極細の錦糸卵とぎんなんの黄色、海老、カニの赤、穴子としいたけの茶色、絹さやとグリンピースの緑、梅のおふのピンクの彩りが、おいしそうなにおいの湯気と共に、いっぺんに目に飛び込んできて、思わず歓声をあげてしまいました。
”わー、おいしそー!” 一口食べる毎に身体の中がどんどん暖かくなっていきます。ほんわか幸せな気分になりました。
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