10/29/2010

元興寺(奈良)

飛鳥の地に蘇我馬子が建立した我が国最古の寺院、法興寺(現飛鳥寺)は718年に奈良遷都とともに平城京に移され元興寺となりました。当時は大規模なお寺だったようですが、平安時代以降衰退し、今は奈良町の民家の間に散在する形で残っています。1998年には「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されたそうです。

              国宝の極楽堂

             国宝の禅室 

      ここを曲がった所に五重大塔の跡が残されています。

        春日大社付近で見かけた、そぐわない光景

名物”大仏きつねうどん”は甘辛く煮たおあげさんの大きさが半端じゃない!

10/28/2010

コスモスのお寺(般若寺)2


        本堂の前はコスモス畑になっていました。

      本堂内のご本尊は獅子にまたがった文殊菩薩様です。      

        境内にはあちこちに仏像や石仏が。


昭和の大修理の際に、十三重石宝塔の中から発見されたという40センチの白鳳時代の金銅阿弥陀如来立像(秘仏)が特別公開されていました。お顔と手が異常に大きくて可愛らしい仏さまでした。

10/27/2010

コスモスのお寺(般若寺)1

石仏にコスモスというのが見たくて、奈良まで出かけて行きました(10月20日)。般若寺といって、奈良駅からバスで10分くらいの所(東大寺の北)です。


この素晴らしいフォルムの楼門は鎌倉時代にお寺を再興したときの回廊門で、国宝に指定されてます。

先ずは入り口にずらりとならんだ石仏さん。ここのコスモスはまばらでしたが・・・

       こちらはコスモスに埋もれていました。



10/26/2010

鞍馬の火祭り4

7時過ぎには重さが100キロ以上もある大松明を担いだ若者達が練り歩きます。



          その迫力と火花には圧倒されます。


動画を撮ったので見て下さい(暗くてよく撮れませんでしたが)。9時頃、すべての松明が山門前に集まります。

     松明が行ったあと、太鼓や鐘にのり、鉾が通ります。

狭い街にすごい人出で火を扱うし危険なので、大勢の警官が出ていて規制をしています。すべて一方通行、川沿いの道を迂回させられ、クライマックスの山門前にはたどり着けないようになっています。最後の儀式は今では氏子さんと住民の親類関係、報道関係の人しか見られないようです。という訳でこの写真は京都新聞に載ったものです。

10/25/2010

鞍馬の火祭り3


       午後6時、とっぷりと日が暮れてきました


「神事にまいらっしゃれ」の合図で、各戸にかがり火がともされると、さっそく子供用の小さな松明にも火がつけられます。



先ずは子供たちが中小の松明を担ぎ「サイレヤ、サイリョウ」と囃(はや)しながら、街道を練り歩きます。

10/24/2010

鞍馬の火祭り2

かつての門前町、鞍馬集落は丹後や若狭へ抜ける街道筋でもあったため、今でも古い町並みが残っています。その蔵や土間をこの日は開放して、家宝の屏風や着物、お供え物、生け花などが飾られています。





10/23/2010

鞍馬の火祭り1

昨日10月22日は京都では、時代祭りと鞍馬の火祭りという二大イベントがありました。
今年は鞍馬の火祭り見物に出かけました。いつもの軽い気持ちで近くを走っている叡電に乗ろうとしたら、なんと数時間前なのに、スゴイ人。山岳地帯を行く単線で二両編成というマイナーな路線のため、輸送能力に限界があり、切符が販売中止にまでなると聞いてびっくりしました。もちろん帰りの電車に乗るにも覚悟と忍耐が必要なようです。


6時に各家々から集まった松明に火がつけられ、街道を練り歩き、9時頃この鞍馬寺の山門前の階段下に大松明が集まり燃やされて、儀式の後、二台の神輿が街道を行き、最終了は午前2時頃とのこと。


平安時代、世情不安を鎮めるために、内裏にまつられていた由木神社の祭神を北の鞍馬に移した際、村人がかがり火で迎えたという故事から始まったものだそうです。



半年がかりで、枝を集めて準備するという大小の松明が家々の前に飾られて、お祭りの始まるのを待っています。

中にぎっしり詰まっている細い枝は山つつじ、しっかり縛ってあるのは藤のつる、上に飛び出ているのは、燃えやすい松の枝だそうです。これが燃え盛り、人に担がれでもくずれないように作るには相当な技術が必要でしょう。

10/22/2010

嵐の前の静けさ2(寂光院)


稲刈りが終わった山里を歩いて寂光院にやってきました。ここも紅葉で有名な場所ですが、普段はひっそりとしています。





特別拝観中で、建礼門院が閑居していた庵の跡と、平成12年のショッキングな放火事件で殆ど燃えてしまった本堂から、奇跡的に助かった地蔵菩薩を見ることができました。空気に触れるとくずれてしまうので今は収蔵庫で管理されていますが、ガラス越しに見ても黒こげが痛々しく、ぞくっとしました。このお姿をみて涙する人もいらっしゃるそうです。