京都には5つの五重塔があります。古いものから、醍醐寺(平安時代)、海住山寺(鎌倉時代)、法観寺(八坂の塔・室町時代)、東寺(江戸時代初期)と仁和寺(江戸時代初期)です。
上の4つの塔のうち、醍醐寺をのぞいては時々特別拝観があり、中を見たり入ったりしたことがあります。(醍醐寺は2010年8月からは醍醐天皇の月命日の29日には特別に見せていただくことができるようになりましたが、写経が義務づけられていて、時間も決められているのでなかなかチャンスがありません)
それがよくわかるのは、風鐸の真下に立って、上を見上げると一つに見えます。
ちょっと位置をずらして見てもこの通り
パンフレットから
一カ所の扉だけが開いていて、そこから覗き込むだけなので、中に安置されている胎蔵界五仏は北面の一体だけしか見えませんし、柱や壁が一面極彩色の仏画で飾られている様子も全部は見られませんが、めったに公開しないため、色がきれいに残って見事でした。
めずらしいのは、4ヶ所、垂木の上にいる邪鬼と
南東の角の鬼瓦だけが龍になっていることです。
東寺の五重塔の記事はこちら
八坂の塔はこちら
海住山寺はこちら
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