12/14/2013

今日は12月14日

赤穂浪士の討ち入りの日です


山科では毎年この日、義士まつりが行われます


行列は毘沙門堂を出発し、浅野家の菩提寺、瑞光院でお参りをし、途中からは地元の幼稚園児たちも参加して、踊りやお芝居が披露され、所縁の地、大石神社を目指します。



ところで、



12月は東京の歌舞伎座も国立劇場も「忠臣蔵」です

今回は初日(12/3)に国立劇場「知られざる忠臣蔵」に行ってきました。こちらは本来の仇討ちストーリーではなく、今まで観たことがない演目で興味深かったです。

「主税と右衛門七」は十代で討ち入りに参加した二人の若者の不安に揺れ動く姿を、若い世代の担い手の歌舞伎役者(歌昇、隼人、米吉くん)が初々しく演じていてほほえましかったです。
「弥作の鎌腹」は吉右衛門さんの初役で、正直につつましく暮らしていた百姓の弥作が、義理ある代官の申し出を断るため、弟から聞いた討ち入りの計画を漏らしてしまったことから責任をとって、武士のように鎌で腹切りをするという切ないお話です。
「忠臣蔵形容画合」は仮名手本忠臣蔵の大序から七段目を舞踊化した河竹黙阿弥の珍しい作品で、早替わり、人形の振り、舞踊、長唄など盛りだくさんで豪華な舞台でした。最後に由良之助(吉右衛門さん)が草履をはかせてもらう場面で「もう大丈夫」って、台詞ではない生の声が聞こえてしまったのが楽しいオマケでした。


瑞光院の境内には、内匠頭の供養塔、義士の遺書、遺髪を埋めた遺髪塚、義士の墓、内蔵助の歌碑などがあります。


今日は読経が聞こえ、おもちが供えられていました。

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