山本兼一さんが直木賞を受賞したこの小説はずいぶん前に読んで、とても面白かった印象があるのですが、海老蔵さん主演の映画はどうかなぁ〜・・・と思いつつ、やっぱり見ることに。
市川團十郎、海老蔵親子の最後の共演作となってしまいました
京都駅には、大きな宣伝のパネルが登場しました(公開前)
私が以前から見たいと思っていた、利休の木像(この像はあまりに海老蔵さん似で笑ってしまった!)が置かれていた大徳寺の金毛閣内部や、一般公開されていない裏千家の今日庵などが描かれていたり、北野大茶会を完全再現したり、利休が使用したという「長次郎作 黒楽茶碗」などの名器が実際に使われたりと、力の入れようがすごいと思いましたが、やはり海老蔵さんの若さでは、いくら押さえた演技でも、美の境地に達した何ものにも動じない聖人像には無理があるなぁと思いました(実際、海老蔵さんも1年くらいこの役を断り続けたそうです)。小説で作られた部分(高麗からさらわれた女と逃げる)、若い時の破天荒な生き様の方がず〜と生き生きしていて魅力的でした。信長役の伊勢谷友介さんがすごく良かったです。プライベートでも二人は仲良くて ”伊勢えび” コンビって言うそうですよ(笑)。
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