今年の秋の特別拝観では、拝観50周年を記念して講堂の北側通路が解放され、ぐるっと回れるようになっているので、立体曼荼羅21体の横、裏側を初めて見ることができます。普段は見られない国宝の梵天(ガチョウに乗っている)、帝釈天(象に乗っている)の素敵な横顔や後ろ姿もしっかりと見えました。
今まで北東の隅で全く見えなかった多聞天。思いの外、色がしっかりと残っていて、邪鬼ではなく、天女の両手に乗っているのも確認できました。
降三世明王(国宝)の後ろのお顔が見られるのも貴重
更に普段よく見えない金堂の薬師如来の台座の下で守護する十二神将が灌頂院に移されていて、一体ずつ照明を当てて配置され、表情や立ち姿、頭上の干支など、前後左右から見ることができます。普段は裏側に隠れていて絶対見ることができない、イノシシ、ネズミ、牛の神将が見られるのはちょっとうれしいです。
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