5/31/2016

新緑の季節2(金福寺2)


 金福寺の裏山には大きな馬酔木の木やコケモモの木があります


枝を広くのばした樹齢300年のコケモモの木


よく見るとびっしり実がついていました。梅雨の頃には真っ赤な実になるようです


本堂に入ると優しい風がここちよくて


長居したくなります。残念ながら名物ミケ猫ちゃんは今日は不在でした。



5/30/2016

新緑の季節1(金福寺)

暑さがちょっと落ち着いたので、近くに散歩にでかけました


松尾芭蕉が滞在、与謝野蕪村のお墓があることで知られているお寺です


今は緑にあふれています


本来なら手前の高台がサツキの花で埋もれるはずなのですが、今年はあてが外れました・・・


裏山を上ると芭蕉庵があります。この場所で芭蕉は寺を再興した住職鉄舟とよく語りあったそうです。


ここで詠まれた句です。この日はウグイスが鳴いていました(風流ですね〜)


その70年後、芭蕉を敬愛していた蕪村が荒廃していたこの庵を再建しました。その際に詠まれたのがこちらの句。のぞみ通りにこのお寺に蕪村は眠っています。


与謝野蕪村のお墓



5/28/2016

京都交通博物館へ3


 これは鉄道ジオラマ



こちらは今も残っている梅小路の扇形車庫と転車台


D51などをはじめとして往年活躍したSLが


ずらりと並んでいて壮観です


実際にSLに乗ることができます

5/27/2016

京都鉄道博物館へ2

鉄道のあゆみの展示はノスタルジックな世界が広がっていました


「富士」は1929年運行開始、戦前の日本発の特急列車。HUZI のローマ字がすごい。「つばめ」は国鉄スワローズ(野球球団)でもわかるように国鉄の代表的特急で1930年から1964年の新幹線開業まで、東海道本線で運行していたものです。


「へいわ」は戦後発の特急列車。もちろん二度と戦争をしないという祈りが込められています。隣の赤いものは進駐軍専用列車のもの。


こんなきれいなポスターやチラシも


左は近鉄の前身の河南鉄道で、道明寺参りのお客に往復割引の紹介(三割引)。真ん中は高野山参りのお客に向けての大割引(八銭以上なし)。右はJR山陽線の前身の高野鉄道、金比羅参りの客を勧誘しています

こんなのもありました・・・


修学旅行専用列車「きぼう」「ひので」(1959年)。 そして新婚旅行専用列車「ことぶき」(1959年)には運賃2割引きの周遊券と、駅での見送りの親族や友人のために「ことぶき入場券」10枚がセットになっています。そういえば、昔は会社の転勤者を見送るために駅のホームに同僚がずらりと並んでバンザーイ三唱なんて光景も見られましね〜・・・


私が個人的に懐かしかったのは、この三段式の寝台列車。子どもの頃祖父母に会いに九州に行く時によく乗ったものでした。一番上は上る時は怖いのですが、天井が高くて広々していました(落ちる危険があるけど・・・)。


なつかしいオート三輪車


昭和の時代の駄菓子屋さん



5/25/2016

京都鉄道博物館へ1


4月29日に日本最大級と言われる京都鉄道博物館がオープンしました


連休中はすごい混雑だったようですが、もうそろそろすいてきたかなと思って平日に出かけていきました(別に乗り鉄女子ではありません、ただの野次馬です)。


目玉はこれでしょう。1964年東海道新幹線開業当時に作られた初代0系新幹線です。だんご鼻が可愛いと人気があります。当時としては画期的なフォルムだったと記憶しています。その後修学旅行で京都・奈良に行く時に乗りましたが、スイピード感よりも思いの外、揺れたのでびっくりしました。


これは1989年(平成元年)に0系のモデルチェンジとして作られた100系新幹線です。鼻先がさらに長く伸びています。


1997年にJR西日本で作られた、新幹線で初めて最高時速300km/hを達成したことで有名な500系新幹線。ブルーとグレーのスマートな車体です。


広〜い部屋に、蒸気機関車から新幹線までずらりと53両のなつかしい車両が展示されています


2階から見るとこんな感じ

鉄道のあゆみ、ジオラマ、運転席シュミレーターなど、いろいろ興味深い展示がありますが、何といってもすごいのは3階のスカイテラスと2階のレストラン。


京都タワーと蒸気機関車


東寺の五重塔を見ながら食事ができます


目の前に次々と現れる列車を見ながらの休憩は、鉄道好きの人にはたまらない空間だと思います。



5/24/2016

酒のつまみ2種

昨日はとうとう京都で33度を記録しました(これで3日間連続真夏日)。まだ5月なのに先が思いやられます・・・

時々行くうちの近所の割烹(つづみ)でこんなものを食べました


「ハダカイワシ」です。イワシの仲間かと思ったら、なんと深海魚だそうです。ご主人が図鑑を見せてくれました。


体長10センチくらいで、網にかかった時には柔らかいウロコが取れてしまって、こんな状態なので、ハダカイワシと呼ばれるようです。干したものを焼いて食べると身がふわっとしてヤミつきになる美味しさです(取れるのはいまの時期だけ)。

こちらも近くのお蕎麦屋さん(みな川)での一品、そばの白和えです


ご主人が手打ちの蕎麦にこだわっていて、10割、9割の味くらべができます。そしてついてくるのがこの白和え。ほとんど味付けがされてなくて、素材そのものです。

5/22/2016

陀羅尼助

フジイ陀羅尼助(三足蛙印)は私が愛用している和漢胃腸薬で、奈良の吉野で1300年前から作られている丸薬です。


このたび、奈良県の「漢方のメッカ推進プロジェクト」に賛同した、藤井利三郎薬房と味覚糖が共同で開発して、この陀羅尼助飴を発売しました。奈良県産の薬木キハダの実が入っていて、体にも良いそうです。

5/21/2016

京都国際写真祭

2013年に始まって今年で4回目を迎えるKYOTO GRAPHIEは、世界のアーティストによる写真のフェスティバルで、京都のお寺や歴史的建造物、現代建築物を会場に展示が行われています。


15ヶ所の会場で行われているのですべては見られません・・・


一番興味を持ったのはここ(京都市美術館別館)で行われている「コンデナスト社のファッション写真で見る100年」


コンデナス社はヴォーグ誌(VOGUE)などのファッション誌を100年にわたって発行していて、世界のトップ写真家たちの作品が年代別にずらりと並んでいて、圧巻です。何十年も前の写真なのに、いま見てもちっとも古びていないデザイン性にはびっくりです。


2階は「PLANKTON 漂流する生命の起源」。海洋生物学者クリスチャン・サルデ氏によるいろいろな形のプランクトンの美しい映像に息をのみます。


展示インスタレーションのサウンドは坂本龍一さんが手がけていて不思議な世界を作り出していました。


お隣のロームシアターでは、列車に乗って中国じゅうを8年間かけて旅行して写真を撮った銭海峰氏の写真展「The Green Train  緑皮車」。たくましく生きる人々の姿にぐっときました。


ロームシアターの3階では


共催で、吉田亮人さんらの写真展示もありました。









5/20/2016

スキャナー

野村萬斎さんが好きなので楽しみにしていました


が、期待ハズレでした。狂言やお芝居を演じる萬斎さんは素晴らしいですが、この役は何も萬斎さんがやらなくてもと思わせる脚本でした・・・

5/19/2016

若冲展

今、若冲生誕300年記念の展示会が東京都美術館で開かれています。連日待ち行列の時間がツイッターで流れていますが、280分(4時間40分?)とか出ていて、うっそーお!とか思っていたのですが、なんと昨日5月18日(水)はシルバーデーで、65歳以上の方は無料ということもあってか、待ち時間が一時320分(5時間20分?)ということもあったそうです。全く 信じられない事態です(日本人、辛抱強いですねぇ)。


「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅(宮内庁三の丸尚蔵館)が東京で一堂に会すのは初めてということが、人気の一因のようです。京都でもお寺や美術館で多くの若冲の作品をたくさん見ているので、もういいかなと思っていましたが、残念ながら「動植綵絵」を全部いっぺんに見ることはできません・・


話は変わりますが、ここ錦市場は若冲の生まれ育った場所です


昨日たまたま新京極を散歩していて、ふと上を見上げると


こんなパネルを見つけました。みんなが見ている絵はもちろん


若冲の「野菜涅槃図」です。ちょっと嬉しい気分になりました。