京博開館120周年を記念して
桃山画壇の巨匠、海北友松の回顧展が開かれています(21日まで)
狩野永徳に影響を受けた時代の絵、建仁寺の襖絵や屏風絵を一手に引き受けた時代の水墨画、宮家公家との付き合いからうまれた大和絵、妙心寺に収めた金碧画、などが次々と迫ってきます。80歳過ぎまで精力的に描き続けたすごい人だと改めて思いました。
この絵は60年ぶりにアメリカから里帰りした「月下渓流図屏風」。同時代の等伯の松林図を思わせるような、淡い、余白の多い、海北最後の究極の作品と言われているものです。実際に観ると何だかすごく素敵でした。
今この本館(明治古都館)は閉鎖中です。
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