8/16/2010

高野山6(金剛峰寺)


真言宗高野山派の総本山にあたり、すべての宗務をつかさどるところです。広大な境内に、大きな主殿、居間、奥殿、別殿、書院など多くの建造物と国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」があります。豪華な襖絵で飾られた部屋や、ハイテクな台所のほか、秀次切腹の間などが、拝観できます。


屋根の上には大きな桶がのっています。これは普段から雨水を溜めておき、火災が発生したときに、火の粉が飛んで屋根が燃えあがらないように桶の水をまいて類焼を食い止める役割を果たしていたそうです。

台所には防火対策として大きな煙突があったり、食物保存庫として床下収蔵庫があったり、天井からつり下ろした台は風通しをよくし、さらに紙を垂らすことによってネズミの侵入を防いだりと、昔の人の知恵に感心させられました。

           そしてりっぱな鐘楼

8/15/2010

高野山5(お授戒)


お授戒は朝早く、大師教会の講堂で、電気を消し、板戸を締め切った薄暗がりの中で行われました。高野山真言宗の松長管長が「人は生きる中で、知らず知らずのうちに罪を犯している。ざんげをして身も心も清らかになりましょう」と諭し、人が守るべき「十善戒」を授けられました。その間、一同に会した人々は手を合わせて「南無大師遍照金剛」をずーと唱え続けます。初めての経験でちょっと興味深かったです(不謹慎ですみません)。

8/14/2010

高野山4(奥の院)


奥の院には豊臣家、織田信長、上杉家、伊達政宗、明智光秀、石田光成、武田家、前田家、薩摩島津家、浅野家、法然上人、親鸞上人などそうそうたる方々の苔むしたお墓(供養塔)が立ち並びます。また最近ではPanasonic、SONY、SHARP、日産、トヨタといった名だたる企業の社墓もどんどん増えているようです。

          こんなりっぱなお墓もあります


この形のお墓を「五輪塔」といいます。上から頭、顔、台形見たいなのが胸、丸いのがお腹、その下の四角が足を表しているそうです。そして、それらにサンスクリット語で空風火水地と言う文字が彫りこんであります。元来お墓はこういう形をしていたのですが、大名など地位の高い人だけが用いた形式で、一般人は上4つを省いた形、つまり四角い墓石だけを置くようになり、これが、現在のお墓の形の由来だそうです。

          こんなかわいらしいお地蔵さんも

8/13/2010

高野山3(奥の院)


聖なる地、高野山のなかでも弘法大師・空海の御廟のある奥の院は特に尊い場所であると言われています。62才の時、自ら3月21日を入定(死亡したのではなく、今なお瞑想を続けている状態)の日と定めてこの場所で全ての人を救うための禅定(ぜんじょう)の行に入り、即身仏となった弘法大師の御廟には、今でも灯明、お香、読経が絶えることなく捧げられているそうです。


一の橋から御廟までの約2kmの参道には何百年も経た老杉がそびえています。光が届かない木々の間には武将から庶民まで20万基を超す石塔(供養塔)が古色蒼然と並び、人間の世界ではないと言われていて、信者でなくても、一種独特の雰囲気を感じます。

      水向け地蔵(ここで清めてから御廟へ向かいます)

この橋は御廟橋で、この先からは聖域となり、撮影も禁止となります。御廟の手前には燈籠堂があり、大師へ献上するたくさんの灯籠が堂内いっぱいに下げられています。内陣にまで入ることができ、夕方のお勤めを拝見することができました。 地下には奉納された灯籠がぎっしりと置かれていました。大師廟前では熱心な信者さんが一心にお祈りをされていたのが印象的でした。

8/12/2010

高野山2

高野山は空海が開いた真言密教の根本道場で、海抜900m、南北3k、東西6kにわたる山上盆地にあります。バスで奥深い森を上がってくると突然開けて、一大聖地が現れます。まさにこれが”天空の都市”と呼ばれるゆえんでしょう。道の両側にりっぱな門構えのお寺が沢山並んでいます。今残っている寺院は117で、そのうちの52が宿坊になっているそうです。今回は、毎年夏に開催される、毎日新聞主催の高野山大学に友達と参加してきました。

           今回泊まった宿坊、高室院

             高野山大学会場

8/10/2010

高野山1

二泊三日の修行の旅をしてきました。というのはオーバーですが、確かに高野山は霊気に包まれた、すごい所でした。

   先ずは難波から南海電車に乗って、極楽橋(名前がすごい!)へ

         ここからは急勾配のケーブルカーに乗り

            高野山駅へ 
     



   高野山駅からバスで宿坊寺院の立ち並ぶ町へ向かいます。

8/07/2010

薬師寺奉納大歌舞伎2

先ず最初は田中傳左衛門・田中傳次郎兄弟による鼓と笛の競演です。澄んだ音色がピーンと響きわたり、いやがおうにも気分が高まります。
そしていよいよ「船弁慶」。七之助の義経はりりしくて綺麗。勘太郎の弁慶は若くてちょっと軽い感じだけれど堂々として。静御前と知盛の二役を演じる勘三郎は絢爛豪華な能装束をつけての熱演でした。

          産経新聞のウェブの画像より

上の写真でもわかるように、後シテで知盛の亡霊が出てきて、弁慶が数珠をかざして祈祷する辺りで、後ろの弥勒如来がライトに照らされ浮き出てきます。まるで如来に向かって拝んでいるような、または、如来様が亡霊から義経を守っているような、ものすごい演出でゾクッとしました。最後に知盛が退散するところが見せ場で、槍を肩に背負い、くるくると回りながら短い花道を退場していき、拍手喝采を浴びていました。


      ライトアップで浮かび上がった金堂の薬師三尊像と西塔

8/06/2010

薬師寺奉納大歌舞伎1

連日猛暑日が続く京都です。そんな中、薬師寺で初めて行われる奉納歌舞伎に行ってきました(8月3日)。世界遺産の中で行われる歌舞伎を見るのは、宮島(厳島神社)、比叡山に続いて3回目です。

   演目は、中村勘三郎、勘太郎、七之助による「船弁慶」です。

歌舞伎は夜ですが、薬師寺境内に到着した3時頃は熱波の中を歩く感じでした。炎天の下、大講堂前で準備がすすんでいました。あの重い衣装をつけて演じる役者さんも達も大変ですねぇ。

7時開演です。さすがに真昼ほどではありませんが、まだ暑いです。ふと見ると弥勒三尊像を祀る大講堂の扉が開いています。

後ろは薬師三尊像が安置されている金堂です。その後ろには1300年の歴史をもつ東塔と西塔がそびえています。こんなすごい仏像と建物に囲まれた空間に身を置いて歌舞伎を鑑賞できるなんて、見る前から興奮してしまいます。

8/05/2010

桃太郎

初めて食べた時には感激しました。皮のまま食べられます。口に入れて噛むとプチッと皮がはじけて、みずみずしい味が広がります。甘くてとてもおいしいです。

             大粒で、種なしです

          ぶどうなのに、桃太郎という名前です。

形が赤ちゃんのお尻のようだから、この名前がついたみたいです。作れる人の数が限られているので、店頭には出回らない貴重品だそうです。
       

8/04/2010

足湯カフェ

建礼門院が余生をすごしたという大原の寂光院。紅葉の時期はすごい人ですが、この時期はひっそりとしています。

寂光院のすぐ近くに、温泉が湧く旅館・大原山荘があり、そこには足湯が楽しめるカフェがあります。


テーブルの下が天然温泉の足湯になっていて、お湯に浸りながらのんびりと休憩。一日暑い中をよく歩いたので、ご褒美にビールを飲みました。血のめぐりが良くなって、すっかり良い気分になってしまいました。

8/03/2010

来迎院

三千院の外壁に沿って、清流の流れる林の道を登っていくと来迎院が見えてきます。観光客が多い時期でも、ここまで足をのばす人は少なく、いつもひっそりとしていて、ゆっくりとできます。

このお寺は最澄の直弟子、慈覚大師円仁が声明の修練道場として開山しました。境内には池があって、アオモリガエルの卵や、孵ったばかりのおたまじゃくしがたくさんいました。

お堂の中には薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来の三像が荘厳に並んでいます。その横には毘沙門天と不動明王もいらっしゃいます。すべて藤原時代のものだそうです。こんなにすごいものがさりげなく置かれていることに驚いてしまいます。

8/02/2010

あれっ?紅葉?

この一週間くらい、ずーと気になっていることがあります。いつも見ている東山ですが、11月の紅葉の初めの頃のように赤くなっているのです。



"何だろう? 新芽かなぁ?”と不思議に思って、ネット検索してみたら、同じような疑問を持った人がいました

コナラの4割近くが枯れているとの事でした。異常気象の影響でしょうか。去年の同じ時期と比べてみると違いがはっきりわかります。

8/01/2010

暑中お見舞い申し上げます

連日猛暑の京都です。でも今年は京都だけではなく、全国的に暑く、熱中症で倒れる人が続出しているようです。

               氷柱

毎朝窓を開けると、いきなり、このクマゼミの音のシャワーです。よけいに暑苦しく感じます。不思議なことにこのセミの合唱も午後や、雨の時にはピタリと止みます。

7/31/2010

宝泉院

額縁庭園で有名な宝泉院です。前回訪ねたのは真冬で寒々としていましたが、今はすっかり緑におおわれています。

           桔梗がまだ咲いていました。

手前のモミジの木が茂りすぎて、竹林やその奥に見える山々が見えなくなっています。秋の紅葉の時期に備えて、庭師の人が大勢入って、ばさばさとモミジの枝を切っていました。暑い中本当に大変なお仕事だと思いました。

7/30/2010

涼を求めて大原へ

昨日はやっと雨が降って、少し暑さも和らぎました。

大原三千院を目指してバス停から歩いていくと、先ずは小さな呂川ぞいを歩きます。川面をすぎる風はさわやかです。


日なたはぎらぎらと暑いのですが、広いお堂の中は風が抜けて割と涼しいものだと実感しました。それに人がぜんぜんいなくて静かです。

       相変わらずきれいですね。苔が緑みどりしています。


             また来ましたよ!

境内を流れる律川です。橋の上は天然クーラーのようでした。この二つの川をあわせて”呂律”。大原は天台宗の声明の発祥の地です。呂律が回らないというのは、声明がうまく詠えないということからきているのですね。

            思わず深呼吸

            短い写経をしました