今年は特に東日本の大震災、原発事故があり大変な年になりました。これから夏に向かって被災地の方々には更につらい日々となることと思います。お祓いなんて何の役にも立たないとは思いますが、せめて亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。
左まわり、右まわり、左回りと8の字を描くように 3度くぐるのが正式(?)のようです。そして京都ではこの日に”水無月”を食べる習慣があります。
今年は特に東日本の大震災、原発事故があり大変な年になりました。これから夏に向かって被災地の方々には更につらい日々となることと思います。お祓いなんて何の役にも立たないとは思いますが、せめて亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。
左まわり、右まわり、左回りと8の字を描くように 3度くぐるのが正式(?)のようです。そして京都ではこの日に”水無月”を食べる習慣があります。

それともう一つがっかりしたのは、苔の状態です。5月に入って、けっこう雨の日が多かったので期待していたのですが、前の2〜3日が晴天だったせいか、ここ数年の天候異常で傷みがはげしいせいなのか、よくわかりませんが、苔寺というにはあまりにお粗末な状態でした。もちろんこの広いお庭を管理されている人々には大変なご苦労があることとは思いますが。
勝手に緑のじゅうたんを思い描いていたもので
梅雨の季節が一番美しいそうです。苔も生き物ですから仕方ありませんね。
それにしてもお寺の拝観料が一日30〜45万円入り、一ヶ月で1000万円以上かぁ・・などと、ついつい計算してしまいました。
こちらは枯山水のお庭
言い訳をすると、拝観時間が決められていて、広いお庭を見るのに30分くらいしかなくて焦ったことと、決定的なダメージは、この時期何らかの理由で発生したと思われる、小さな黒い羽根の虫の大群にずーとつきまとわれたことにあります。カメラを向けても、レンズに5〜6匹はへばりついているし、手や首、頭も顔も目にもまとわりついて離れないのですから。うっかりすると口にも鼻の穴にも入ってしまいそうです。
もうこうなると、ゆっくり味わってはいられません。あんなに居たはずの拝観の人々はあっという間にいなくなってしまいました。
静かで広くて素晴らしいお庭。池の中には、いくつもの島があり、120種類以上あるといわれる苔を愛でたり、流れる水の音や木々をわたる風の音をゆっくり楽しもうと思ったのですが。
それどころではありませんでした。
いつもピタッと閉まっている門。時間になると通用口があき、ハガキを見せると中に入れてくれます。
先ずはこの本堂で、お坊さんの話を聞き、般若心経を唱え、写経をさせられます。いっぺんに100人から150人がぎゅうぎゅうの机の前に座らされ、前後左右、手も足ものばせない状態での1時間。これは確かに修行でした(事前にわかっているツアー客で早く来た人達には少しだけ椅子席がありましたが)。外人さんも多くみられ、本当にお気の毒でした。筆ペン持参可でしたので、若い人達はそれであっという間になぞって終えていました。どうせ写経するのなら、お香がただよい、墨のにおいを楽しみつつ、静かで落ち着いた所でゆったりとした気持ちでやりたいものです。
いよいよ庭園へ。こちらは聖徳太子が創業、奈良時代に行基が開山、南北朝時代に夢窓国師が枯山水庭園と池泉回遊式庭園を造営したものです。がその頃にはまだ全く苔はなく、応仁の乱以降荒れ果てたお庭に自然に苔がはえ始め、江戸時代末期から注目されるようになり、苔寺として有名になったのは昭和30年代からだそうです。

白い土塀と深い緑が美しい参道
本堂と瑠璃光殿には素晴らしい仏像がいっぱい
ポストカードから転写
西行桜も緑に囲まれて
今回の目玉はここ、不動堂です。空海が眼病祈願を成就した際に、 自ら石を刻んで不動明王を彫り、洞窟に安置したそうです。
お堂の奥に廻ると、祠があって、ライトアップされた不動明王が近くで見られます。そして後ろを見ると。
不動堂のガラスに映る石仏が!