先日磨崖仏を見るために笠置寺に行きました。京都の南東部(南山城)、奈良の県境を流れる木津川の流域にあります。この辺りは歴史も古く、笠置寺創建当時(2000年前)は巨石信仰、山岳信仰の対象として、その後は修験行場として栄えたようです。しかし後醍醐天皇が倒幕に失敗してこのお寺に逃げ込み、攻めてきた追っ手によって全山焼失し、荒廃してしまい無住のお寺となってしまったそうです。明治時代後半にやっと再興されました。
標高300メートルに満たない笠置山の山中にお寺があり、行くのには車一台がやっとの細い急な道をこわごわ上がって行かなければなりません。門をくぐるといきなりうっそうとした感じになります。目の前にはたくさんの小さな毛虫達が糸にぶら下がって揺られてゆらゆら・・・それらを避けながら歩くのは大変です。
一周約800mの修行場めぐりというのがあり、40分ほどかかって山中をめぐります。行く手には次々と花崗岩の巨石が現れます。
奈良の二月堂、三月堂、四月堂に対して、こちらは正月堂(奈良のお水取りが最初に行われたと言われる所です)。
標高300メートルに満たない笠置山の山中にお寺があり、行くのには車一台がやっとの細い急な道をこわごわ上がって行かなければなりません。門をくぐるといきなりうっそうとした感じになります。目の前にはたくさんの小さな毛虫達が糸にぶら下がって揺られてゆらゆら・・・それらを避けながら歩くのは大変です。
一周約800mの修行場めぐりというのがあり、40分ほどかかって山中をめぐります。行く手には次々と花崗岩の巨石が現れます。
弥勒磨崖仏横の石造十三重塔
奈良の二月堂、三月堂、四月堂に対して、こちらは正月堂(奈良のお水取りが最初に行われたと言われる所です)。
この先に虚空蔵磨崖仏があります
見晴らしがいい場所があって木津川が見えます
巨石の間をすり抜けなくて先には進めません
アップダウンもあってかなりハード
途中、後醍醐天皇の歌碑があり、周りは青モミジが見事でした
基底部が六つに切り込まれた、中国の形式のもので日本に一つしかない鐘。東大寺俊乗重源和尚の作(1196年)と言われています。さすがに修験行場、行くのも廻るのも大変な場所でした。
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