次に訪れたのは「信長の館」。天正十年(1582年)の安土城天守消失よりおよそ430年後に再現されたものが展示されています。
(これは元愛知産業大学学長、内藤昌氏による復元模型図です)
地下1階地上6階建てで、天主の高さが約32メートル。それまでのお城にはない独創的で絢爛豪華な城であったと推測されています。実際に招かれた、ポルトガル人イエズス会宣教師であるルイス・フロイス氏の残した記録によると、階層によって、黒、紅、青、金色などに塗り分けられているそうです。
山本兼一氏の「火天の城」を読んだ後に、ぜひ、見てみたい、再建してほしいと切望していましたが、こんな所で出会えるとは・・・
これは1992年の「スペイン・セビリア万国博覧会」の日本館の展示のために忠実に復元された天守閣の最上部分(原寸大)だそうです。その後安土市町が譲り受け、解体移築し、新たに当時のめずらしい瓦を焼いて屋根をふき、金箔10万枚を使用した外壁や、狩野永徳の障壁画なども再現してありました。
外に階段が設けられていて、最上階のお部屋をのぞくことができました
当時信長が家康を招いた時のおもてなし料理が再現されていましたが、驚くほど豪華でびっくりしました。この御膳を用意したのが明智光秀で、もてなしすぎだと信長に叱咤され、これが信長暗殺の引き金になったと言われているそうです。
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