12/31/2008
縁切り
いよいよ今年も今日でおしまい。金融破たん、株の暴落、異常な事件など、いろいろ暗い気持ちになることが沢山ありました。来年はどんな年になるのでしょうか。安井金比羅宮には、高さ1.5メートル、幅3メートルの大きな縁切り縁結び碑(いし)があります。お札(形代)に願いを書いて、それをもって穴の前から入り悪縁を切り、後ろから戻って良縁を結び、その後お札を貼るといいそうです。すでに岩はお札でいっぱいで原型はわかりません。来年は変革(チェンジ)の年。良い年になると良いですね。
12/30/2008
干し柿
12/29/2008
めでたい!
12/28/2008
12/27/2008
初雪
12/25/2008
12/24/2008
HANAGATA
鴨川おどりで有名な先斗町の歌舞練場で開かれた、茂山家の若い五人の狂言師によるHANAGATA狂言会に行ってきました。歌舞練場に足を踏み入れるのは初めてです。緞帳は鴨川に桜と紅葉と、ちどり。ちどりは先斗町の花街のマークです。狂言の可能性、限界に挑むということで、新作狂言やコント風もあり、とても楽しい舞台でした。今の彼らの人気はすごいもので、観客も若い女の子がいっぱいでした。出演者5名(正邦、茂、宗彦、逸平、童司)は、衣装のまま切符切りをしたり、お見送りで一緒にカメラに収まったり。親御さん(七五三さん、千五郎さん)はサイン会をしたり、奥様、お子さん達も協力していて、なかなか和やかな雰囲気の会でした。伝統芸能というと、難解で敷居が高いという気がしますが、こういう形で、原点に帰って皆に楽しんでもらうという努力の歴史が茂山狂言にはあるのですね。
とても面白かったので、夜の公演も見たくなり、当日売りを買って、また3時間後に戻ってきました。今度は二階席の一番前の桟敷席です。上から見ると狂言特有の動きがよく見え、太い声もろうろうと響き、また違った楽しみ方ができました。
12/22/2008
12/21/2008
冬至
なま暖かい曇りがちの冬至でした。金閣寺の裏、徒歩15分の所にあるお寺(不思議不動院)でこの日、南瓜大師供養があるというので、行ってきました。弘法大師を祀ってある本堂で山伏姿のお坊さんが護摩木を焚いて、法螺貝を吹いてご祈祷をして下さいました。その後、じっくり炊いた南瓜を外でいただきました。身体がぽかぽかしてきて、思わずコートを脱ぎ捨てたほどです。京都は季節や場所によって、いろいろな行事があり、地元の人々がそれぞれを守っていて、その由縁起源をたどりながらのお散歩は楽しいものです。
ついでに北野天満宮へ寄って、念願の大福梅(元旦の朝にこの梅を入れてお茶を飲むとよいそうです)と屠蘇散もいただいてきました。今年もいよいよ終わりに近づいています。
12/20/2008
12/19/2008
一、十、百、千、万
花の寺として有名な大原野にある勝持寺。さすがにこの時期お花はありませんでしたが、おもわぬ収穫が! 名前だけは聞いていたけれど、見たことがなかった、一両、十両、百両を見る事ができました。雨上がりで、しっとりと濡れた苔や枯れ葉の中で、真っ赤な実が生き生きと綺麗でした。一両は残念ながら、実がついていませんでした(お寺の方もまだ見た事がないそうです)。
多くの実をつけるので、縁起が良いとされている
葉の下に実をつける
赤実千両と黄実千両
葉の上に実をつける、お正月に欠かせない
赤実百両と黄実百両
万両よりも大きめで長い葉が特徴、実は葉の下
背丈が低く、薮に自生していることから、やぶこうじの別名がある
実も少ない
別名”ありどおし”は蟻をも刺す小さなトゲがあることから
また”有り通し”という意味もあり、万両、千両と一緒に植えて、
いつもお金が有るという縁起ものになっている
多くの実をつけるので、縁起が良いとされている
葉の下に実をつける
赤実千両と黄実千両
葉の上に実をつける、お正月に欠かせない
赤実百両と黄実百両
万両よりも大きめで長い葉が特徴、実は葉の下
背丈が低く、薮に自生していることから、やぶこうじの別名がある
実も少ない
別名”ありどおし”は蟻をも刺す小さなトゲがあることから
また”有り通し”という意味もあり、万両、千両と一緒に植えて、
いつもお金が有るという縁起ものになっている
12/18/2008
顔見世
京都に来たからには、京の師走の年中行事、南座の吉例顔見世興行を見ないわけにはいきません。11月25日には南座正面に60枚のまねきが堂々と掲げられ、いやがおうにも気分が高まります。南座は約400年の歴史(1615年)をもち、これはミラノのスカラ座(1778年開場)やパリのオペラ座(1875年)よりも古いそうです。江戸時代に幕府が、興行を認める政府公認の証として許した”櫓”もちゃんと残っていて、屋根の上に家紋入りの幕を張った櫓と梵天が二本立っています。当時の芝居の世界は11月から翌年の10月までが契約期間で、11月の顔見せというのは、その一年間に出る顔ぶれを見せるという意味だったようです。夜の部の”大石最後の一日”の内蔵助を演じる吉右衛門さんは、人間味があふれ、重みのある演技で感動的でした。玉三郎さんの”信濃路紅葉鬼揃”は前半は能仕立てに、後半は歌舞伎風になっていて、その変化が面白かったです。最後の”源氏物語”は今年の千年紀を締めくくる演目で、光源氏はもちろん海老蔵さん、きれいです。六条の御息所を玉三郎さんがおどろおどろしく演じていて、ぴったりでした。さすが京都、観客の中には舞妓さんの姿もあり、慣れた着物姿の人も多く見られました。
12/14/2008
12/13/2008
重森三玲の庭4
東福寺の塔頭、龍吟庵(特別公開)と霊雲院に、重森三玲のお庭を見に行ってきました。
まず龍吟庵。龍が海中から昇天する姿を表現していて、白い砂と黒い砂は雲を、竹垣の模様は稲妻を表しているそうです。さすが三玲、発想が大胆ですねぇ。ここの方丈は国宝で、日本現存最古の方丈建築だそうです。書院造りと寝殿造りの両方の特徴を併せ持った貴重な建物とのことでした。
その後に行ったのが、霊雲院。目立たない所にひっそりとあり、ほとんど人がいません。細川家が贈った”遺愛石”を須弥山に見立て、それを取り囲む石と砂紋で九山八海を表しているそうです。西へ廻ると”臥雲の庭”というのがあって、鞍馬の赤い砂と白い砂の組み合わせが超モダンで楽しいお庭になっています。
12/12/2008
フウ?
京都府立植物園の秋のシンボルは、このフウの木。樹齢百年、高さ25メートルの巨木が、今紅葉真っ盛りとのことで、見てきました。マンサク科で南国の木ということですが、モミジのような葉(三つに分かれている)の形をしており、漢字では”楓”と書くそうです。唐カエデ(街路樹でよく見かける)と葉の形はそっくりですが、これはカエデ科です。またモミジ葉フウというのもあって、これはマンサク科で五つ葉です。あー頭が混乱してきた。いったいどう違うのでしょうか? まあ学問的なことはおいといて、とにかく見事でした。見上げるほどの大木がいろとりどりに紅葉していて、何やら包み込んでくれるようなオーラが漂っていました。家からも近いので、これからは、芽吹きや新緑、夏の盛りなど、折りにふれて会いにこようと思います。
12/10/2008
ぽかぽか陽気
12/09/2008
イルミネーション2
京都造形芸術大学のイルミネーションです。いいですねぇ、若い芸術家達の作り出す世界は、楽しくって! 毎週行くのが楽しみです。
昨日の芸能史は、狂言で、茂山忠三郎、良暢親子の講義と実演でした。普段狂言は面をつけないのですが、つける場合もあり(動物の場合が多いとのこと)、今回はその面についてのお話でした。門外不出の貴重なお面を特別に持ってきてくださり、上から、下から、横からと、見る方向でそれぞれ表情が変わる様子、それにちなんだお話と、それぞれの面をつけた狂言の一こまを上演して下さいました。”蚊が相撲をとる話” ”雷がころげ落ちる話” ”キツネが声を出すところ” などなかなか興味深いものばかりでした。今狂言は若い人達が精力的に活躍していて頼もしい限りです。
だいこだき2
12/07/2008
12/06/2008
だいこだき
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