11/01/2008

紅葉の兆し



東寺では、観智院、宝物館そして五重塔の内部を拝観しました。四度の火災にあい、今の塔は江戸時代のものだそうです。中心の柱を大日如来にみたて、そのまわりの四方に如来、菩薩が配されていますが、暗くてあまりよくはみえません。他の柱との乾燥による収縮率の違いで、心柱だけ飛び出てしまったため、50センチほど切り下げたそうで、須弥壇下をのぞくと、色がずれていました。見せていただけるのはうれしいけれど、国宝を保存し、維持していくのは本当に大変なことだと、昨日今日特に思いました。金堂前の桜が紅葉し、ピラカンサの実が真っ赤になっていました。京都の今年の紅葉は、10月後半の朝晩の冷え方が弱いため、遅れるそうです。お土産屋さんや旅行社は12月中旬まで人を集められそうだと喜んでいると新聞に出ていました。

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