10/31/2009

ホテルの窓から

一週間滞在したホテルは、イタリー広場の近く、ビュット・オ・カイユ(うずらの丘)という所にありました。石畳の坂が多い、古い町並みで、若いアーティスト達が住み、夜の立ち飲みバーが多い所でした。部屋の窓からの景色です。

           夕暮れ時

          朝早く

          夕焼け

ひとまずこれで、フランス編は終わりにします。
いよいよ京都の秋到来です。

            いろいろなメトロの入り口

10/30/2009

素敵!


エッフェル塔の近くで、壁全体が緑でおおわれている建物をみつけました。すごい発想ですねぇ。水やりはどうするのかなぁ・・虫や毛虫がつかないのかなぁ・・? なんて余計な心配をしてしまいます。でもいつも緑に囲まれていて素敵です。


10/29/2009

ムフタール通り


サンジェルマンの南側、パンテオンの建つ丘から大学の多いカルティエ・ラタンまでの坂は、おしゃれでカジュアルなムフタール通り。この場所を知ったのは、十数年前にかじったフランス語の教科書にでてきたから。今回は気に入って何回も来てしまいました。”パリの胃袋”ともいわれ、有名な市がたち、ワインやチーズ、パン、その他様々な食品店やレストランが立ち並び、パリジャンの生活ぶりを覗くのにぴったりの場所です。






フランスでこの時期食べるといったら、やはりカキでしょう。シーフッドが食べられるお店に入りました。

         昼間はこんな感じ

         夜はこんな風 
 
        店内はちょっとエキゾチック?

10/28/2009

さすが観光都市2

もう一つは、1998年から運行されている、オープンデッキの2階建てバス。オープン・ツアー(黄色)とカー・ルージュ(赤)の二つの会社のバスがあり、いくつかのコースに分かれていて、殆どの観光名所を廻れるようになっています。乗り降り自由、他のコースへの乗り換えも自由で、一日券は29ユーロ、二日券は32ユーロです。各国の言葉でのイヤーホンガイドつきです。どのコースも2時間弱なので、先ずはこれに乗って、パリ市内の地理をだいたい頭に入れてから、次に興味のある場所で降りてゆっくり見ればいいでしょう。



上からながめるセーヌ川やシャンゼリゼ、ルーブル広場、ノートルダム寺院、コンコルド広場など、いつもと違った角度でみることができます。


たまたま出会う街の様子は、なかなか楽しく、ちょっと盗み撮りの気分です。ただし、真夏や真冬はちょっとキツイかも。

10/27/2009

さすが観光都市1

10年以上前にパリを訪れた時にはなかった観光の目玉が、今回二つありました。


そのうちの一つは、パリ市が提供する貸し自転車ヴェリブ。velib'というのはvelo(ヴェロ=自転車)とlibre(リーブル=自由な)という単語から作られた造語で、2007年にセルフレンタサイクルシステムとして誕生したのだそうです。地球にやさしいエコ対策とリーズナブルな移動手段として注目されています。


街のいたる所(市内に1000ヶ所以上、300メートル毎)にこの貸し自転車のステーションをみかけます。ずらーと並んだ銀色の自転車は街の風景にもマッチしていて、おしゃれです。どこかのステーションで借りたら同一ステーションでも別のステーションで返しても構わないのでレンタカーの乗り捨てシステムのように気軽に利用することができます。通勤の他にも終電に乗れなかった時とか、疲れて歩きたくない時とか、観光名所を廻る時とかに便利ですよね。パリ市民のように日常的に使う人は年間券がありますが、旅行者用に1週間券(5ユーロ)と1日券(1ユーロ)というのもあるみたいです。盗難防止のため、支払いはクレジットカードのみ、違反した場合は150ユーロが自動的に引き落とされる仕組みになっているそうです。

京都でもこんな粋なシステムが早くできないものですかねぇ・・・

10/26/2009

ダリの愛したホテル



アールヌーボーの調度品の迷宮、マキシムを後にして、その勢いで今度は、コンコルド広場からチュイルリー公園に向かって歩いて、超豪華ホテル、ル・ムーリスに向かいました(とても高くて泊まれません・・・)。うやうやしく迎え入れられ、ここでもまたちょっとラフな格好のため、入るのを躊躇しましたが、そこはもう年の功です! どうしても見たかったダリの大広間へ。このホテルはダリが好んで泊まったということで、2007年の大改装の際に、ダリ好みの調度品や絵を取り入れたそうです。


残念ながらカフェレストラン”ル・ダリ”は営業時間外で入ることができませんでしたが、そのかわり、ダリが愛したバーで豪華気分を味わいました。

10/25/2009

ロダン美術館3

建物の中は16室もあり、「カレーの市民」や「地獄の門」やバルザックの像などの習作も見ることができます。弟子であり愛人でもあったカミーユ・クローデルの作品やモネ、ルノワール、ゴッホなどロダン自身のコレクションも展示されていて、解説をイヤホーンで聞きながら(日本語あり)、全部を見て廻るのにはかなりの時間がかかります。

         バルザックの部屋

これはカミーユ・クローデルの作品。愛人(カミーユ)からロダンを引き離そうとしている妻の形相が怖いです! この後本当にロダンは彼女と別れ、妻の元に戻ってしまい、棄てられたカミーユは30年もの間精神病をわずらい、不幸な生涯を送ったとのこと。

  
説明によると男性の手が離れているのは気持ちが引いているから? らしい・・・

           指を真似する親子
  

  

10/24/2009

ロダン美術館2



        向こうにアンバリッドの金色の屋根が見える


未完の作品で、ロダンの死後に鋳造された「地獄の門」の前

        
     下の地獄へ堕ちる人達を見ている「考える人」

10/23/2009

ロダン美術館1

ロダン美術館は、パリ7区、アンヴァリッドに隣接する閑静な一角にあります。ロココ様式の美しい建物は、かつての所有者の名にちなんで「ビロン館」と呼ばれ、ロダンが晩年の10年を過ごした場所です。広大な庭園にはロダンの彫刻作品が点々と置かれ、それを見つけながら散策するのにとても気持ちのいい場所です。


       みんな何考えてるのかな?


       「カレーの市民」の前の三つ子ちゃん


上野の西洋美術館にもあるこの「カレーの市民」、イギリスの侵攻から、カレーの市民を救った6人の英雄をたたえるためにロダンに制作を依頼したのに反して、絶望と苦悩に満ちた表情、市の鍵を手に、首に縄を巻いて裸足で市の門を出て行く群像を作り上げたため、当時市の当局はロダンの感動的な人間像を理解できずにこれを拒否し、カレー市で除幕式が行なわれたのは完成後7年経ってからだったとのこと。それぞれの表情が見る角度で違って見えます。

マキシム・ド・パリ

パリの有名なレストラン、マキシムの上階に小さな、アール・ヌーヴォーの美術館があります。数々の調度品で飾られたその空間は、美術館というよりも、まるでパリの個人のお宅を訪ねるようでちょっと、行くのに勇気がいりますが、ガイドツアーに行ってきました。



現在、「マキシム・ド・パリ」を所有するのは世界的に有名なデザイナー、ピエール・カルダン。アール・ヌーヴォーのコレクターとしても知られる彼が、60年かけて世界各国から蒐集した550点もの家具や調度品、オブジェをレストランの上階に集め、「La Collection 1900」という名のアール・ヌーヴォー美術館を設立しました。広々とした空間に、エミール・ガレやマジョレル、ティファニー、そしてガウディなどその時代を代表する貴重な芸術家たちの作品が一同に会します。



     この三枚の写真の部屋はガイドツアーの待合室

19世紀後半に活躍した女優、サラ・ベルナールの愛用品の、銀の鏡とブラシ

       

     マジョレル作のカルダンお気に入りのベッド