ロダン美術館は、パリ7区、アンヴァリッドに隣接する閑静な一角にあります。ロココ様式の美しい建物は、かつての所有者の名にちなんで「ビロン館」と呼ばれ、ロダンが晩年の10年を過ごした場所です。広大な庭園にはロダンの彫刻作品が点々と置かれ、それを見つけながら散策するのにとても気持ちのいい場所です。
みんな何考えてるのかな?
「カレーの市民」の前の三つ子ちゃん
上野の西洋美術館にもあるこの「カレーの市民」、イギリスの侵攻から、カレーの市民を救った6人の英雄をたたえるためにロダンに制作を依頼したのに反して、絶望と苦悩に満ちた表情、市の鍵を手に、首に縄を巻いて裸足で市の門を出て行く群像を作り上げたため、当時市の当局はロダンの感動的な人間像を理解できずにこれを拒否し、カレー市で除幕式が行なわれたのは完成後7年経ってからだったとのこと。それぞれの表情が見る角度で違って見えます。
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