松本清張が ”日本の中の中国、という言葉がぴったりの別世界が、黄檗山萬福寺だ”(「京都の旅」)と言い、五木寛之が ”日本のなかの異国である京都のなかのさらなる異国であり、ひときわエキゾチックな寺”(「百寺巡礼」)と言っている、萬福寺。
黄檗宗? 隠元さん? ちょっとねぇ・・と、敬遠していたのですが、どうしても見たい羅漢像があって訪ねてみました。
想像上の動物”魔仮羅まから”が4体、屋根についている総門。この門からしてユニーク。
三門
三門を入る前に修行者としての自覚、自省を促しているそうです。お酒を飲む人は入ってはいけない???
再三の依頼により中国から渡来した隠元禅師は、結局日本に帰化し、徳川綱吉に広い領地を与えられ、ここに黄檗宗の大本山を開いたそうです。だからでしょうか、三葉葵の灯籠がいっぱいあります。
いよいよ天王殿へ(つづく)
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