12/15/2009

萬福寺2


萬福寺といったら、この布袋様でしょう。このりっぱなお腹、思わず自分のと比べてちょっと安心したりして・・・親近感が持てる天王殿のご本尊です。中国では布袋様は弥勒菩薩の化身だそうです。何か悩みがあってここに来ても、このにこやかな、どっしりとしたお姿を見たら、誰でもほっとするのではないでしょうか。

そして奥の大雄宝殿(本堂)へ。日本最大の伽藍とか。中国から運んできたチーク材を使って建てためずらしい建造物だそうです。今でもここでは毎日中国語でお経が唱えられているそうです。そしてこの中に18羅漢像がずらりと並んでいます。


        
羅漢と言っても、一つ一つが大きくて、迫力があり、日本の羅漢さんとはかなり違います。特に私がどうしても見たかったのは、この羅怙羅(ラゴラ)尊者です。コワイ顔の尊者が胸を開いていて、中から釈迦が顔をだしています。ラゴラはシッダールタ(釈迦)の実の息子だそうです。お腹を開いてみせてどういう意味があるのでしょうか? こんなの初めて見ました。すごい像を彫ったものです。ちょっと感動してしまいました。


もう一つこのお寺で有名なのが、木魚の原型と言われている大きな魚の開版(かいぱん)です。日常の行事や儀式の刻限を報じる時に打つものだそうです。もう一つ青銅でできた雲版(うんばん)というのがあり、これは朝や昼の食事の合図に打つそうです。

          この香台も中国的ですねぇ

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