2/05/2011

法住寺の節分会

三十三間堂の前にあるのが法住寺です。後白河法皇が院政を行い、赤穂浪士が仇討成就を祈願したお寺として知られていますが、現在は小さくこじんまりとしたお寺です。ここでも節分会があるというので行ってみました。


鬼たちが暴れまわります。それを山伏や住職、関係者が豆を投げつけて追い払います(鬼法楽)。





鬼が退散した後、見物人にも豆、お餅、お菓子などを巻いてくれます。



そして追儺師が法弓を各方位に射った後、中央の杉に火がつけられ、護摩木が焚かれます。ものすごい勢いで火が空へ向かってたちのぼり、見物人は煙りに巻かれ 身を清めます。

          ゲホゲホ・・・


京都人にとって、節分とお盆はお正月よりも大きな風習行事なのだと感じました。それぞれ、自分の地域のお寺や神社に詣って、護摩を焚いてもらい、厄払いをして、古いお札を燃やす。そして気持ちを新たにして春を迎えるということが、宗教心というよりは、当たり前のこととして行われているようでした。

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