7/07/2014

世界遺産3@ジャワ(ボロブドゥール2)

 平原の上に立つ1.5万㎡の遺跡の全景です



上から見るとこんな感じのようです(絵はがきより)

仏教的宇宙感を立体の曼荼羅によって表したもので、9層の階段ピラミッド状の構造になっています。下の5層は方形壇で、回廊の内側の壁には仏教説話に基づいたレリーフが1460面あるそうです(全部は見きれない・・・)。




幅2m総長5kmにおよぶ回廊


安山岩に施された細密な彫刻が美しいです



方形壇の外側にはたくさんの凹みがあって


その中には仏像が一体ずつ納められていて


全部で432体(各面108体)あるそうです


面によって仏像の印相が違うそうですが、ちょっとわかりません



上の3層は円形壇になっていて釣り鐘状のストゥーバ(仏塔)が並んでいます


下から32基、24基、16基、頂上に1基。一番上のひときわ大きなストゥーバには釈迦の遺骨が納められていたそうです(王の墓で王の骨が入っているという説もあるそうです)。一つ一つのストゥーバはブロックを透かし格子状に積み上げてあり、中の仏像がのぞけるようになっています。




そのうちの2つは周りが壊れていて仏像の姿があらわに


この遺跡は密林の中で発見された後、数回の発掘調査が行なわれましたが、火山の噴火や地盤沈下などで、崩壊寸前となっていました。そこでユネスコ指導のもとで、1973年から10年の歳月をかけて修復工事が行われました。その際、いったんすべてを解体し、石の一つ一つにナンバリングをして、コンピューター管理をしながら、再構築したそうです。気が遠くなるような話です。この修復事業には27ヶ国が資金協力をして、日本も技術協力をしたそうです。


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