11/28/2008
あーあ、甘かった・・・
今はどこも混んでいるから、ちょっと穴場に行こう!と思って、洛北の鷹峰山方面に出かけることにしました。北大路のバスターミナルから出る超マイナーなバスに乗ります。ところが、着いてびっくり。バス乗り場には長蛇の列が。あーあ、甘かった・・・当地に着くとやっぱり観光バスもいっぱい来ていました。
まずは名妓吉野太夫で有名な常照寺へ。赤い可愛いい門の名前は吉野門、参道の紅葉がきれいでした。ここはめずらしく日蓮宗のお寺です。だからかどうかわかりませんが、お寺を紹介するビデオを放映していて、お坊さんの解説までありました。吉野太夫は美貌、教養を兼ねそなえ、14才で太夫になり、26才で駆け落ちをし、38才で亡くなったそうです。夫の灰屋紹益は嘆き悲しんで、亡骸の灰を全部食べたと、説明していました(ちょっとゾッとする!)。お茶室にある丸い窓、通称吉野窓はここからきてるそうです。吉野太夫のお墓があり、歌舞伎役者さんも訪れたり、4月には島原の太夫道中という行列があってにぎやかなようです。
次に行ったのは、源光庵。入り口には”血天井の寺”という看板がありました(本堂の天井には足跡なども見られます)。こじんまりとしたお寺で、入り口の門が素敵なのですが、人が多くて写真がうまく撮れません。
ここでの皆のお目当ては、本堂脇の、悟りの窓(円型で大宇宙を表す)と迷いの窓(角型で生老病死の四苦八苦を表す)から見る外の紅葉の景色です。人が群がっていて(私もその一人ですが)、静かな心地にはなれませんでした。紅葉の時期を外すとひっそりとしているらしいので、またいつか来ましょう。
あーあ、だんだん名所案内になってきてしまいました・・・
ついでに、光悦寺です。徳川家康から与えられた土地に本阿弥光悦が芸術村を営んだ場所です。北の鷹峰三山を見渡すことができ、七つの茶室が点在し、それぞれこじんまりとしたお庭があります。
竹を斜めに組んだ低い垣根を、光悦垣というのだそうです。
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2 件のコメント:
nice blog.hr
Thank you!
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