壇上伽藍の中で最も派手で目を惹き付けられるのが、この巨大な多宝塔、根本大塔です。真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたもので、空海は完成を見ずに亡くなりました。
今までに五回も焼失し、現在のものは昭和12年に再建された鉄筋コンクリート造りのものです。
先ず入り口で、手水のかわりに、塗香で両手を清めます。ご本尊は胎蔵界の大日如来で、周りには金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖の像が描かれ、堂内そのものが立体の曼荼羅として構成されています。あざやかな色彩に圧倒されます。(写真はホームページより)
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