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これは弘法大師が高野山を開いた当時からその製法が伝えられ、特に高野山の陀羅尼助の特徴である黄柏(オオバク)と龍胆と青木葉の配合が言い伝えられた胃腸薬です。もとはお坊さんが陀羅尼(だらに)を唱えているとき、睡魔を防ぐために口に含んだ苦味薬でしたが、今では陀羅尼の法力にあやかって霊験あらたかなお薬と言うことで陀羅尼助と言われるそうです。
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また、1300年前に修験道の開祖である役行者によって、大峯山で創製されたのがはじまりだという説もあります。陀羅尼経とは、重病を治す薬のような功徳があるといわれ、「助」は、病気を治療して人々を助けるの「助」だという説もあるそうです。陀羅尼助は他にも、比叡山、吉野山、当麻寺、木曽路などでも作られ、売られています。正露丸と成分は似ていて、黒くて少し苦みがあります。けっこう効くそうですよ。
やっとこれで高野山は終わりです。長い間のおつきあいありがとうございました。
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