芙蓉は中国ではもともと「蓮の花」のことで、水の中に咲くものを”水芙蓉”、木に咲くものを”木芙蓉”というそうです。そして今日本で盛んに咲いているのは”酔芙蓉”、園芸種です。朝のうちは純白で、午後には淡いピンクになり、夕方から夜にかけては紅色になります。お酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びてくるのに似ていることからこの名がついたといわれています。
山科の御陵(みささぎ)にある”酔芙蓉のお寺”大乗寺を早朝訪問しました。
普通の住宅地の中の坂の途中にありました。入り口には大きな芙蓉の木があり、暗くうっそうとした所に急な階段があります。どうやらここが入り口らしいのですが・・・
上りつめると普通のお宅のような庫裏があり、このような伝言とうちわが置いてありました(確かにうっそうとして蚊がいっぱいいました)。
道の両側に芙蓉の木がおおいかぶさって咲いています。ここは荒れ寺になっていたのを住職ご夫妻が一本一本植えて増やしていったそうです。
ほどほども酩酊もよし酔芙蓉
ほろ酔ひの色まだ浅き酔芙蓉
本来は朝真っ白に咲いて、夕方には濃いピンクになって散る一日花なのですが、寒くなると気温の変化と関係して、一日ではピンクにならず二日目になって散るそうです。
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