10/22/2011

弘法さんの命日限定の和菓子

毎月21日は東寺で弘法市が開かれます。そしてこの日(正確には20、21、22日の三日間)だけ発売されるのが、笹屋伊織の“どら焼き”です。本店は東寺の北、大宮七条にあります。

江戸時代末期、このお店の五代目当主笹屋伊兵衛が、近所で親しくしていた東寺のお坊さんに頼まれて作ったのがこのどら焼きです。

普通のどら焼きと違って、これは巻物みたいな形をしています。お坊さんがお寺で作れるようにと、伊兵衛さんが考え出したもので、鉄板のかわりに銅鑼の上で焼いた薄皮に棒状のあんをのせてくるくる巻いたものを竹の皮につつんだそうです。

         皮ごと輪切りにするように書いてあります。

皮がバウムクーヘンみたいに層になっています。もちっとしていて、普通のどら焼きとは全く別物です。やっと食べられました。教えてくれたYさん、ありがとう!

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