讃岐編はちょっと後にまわして、京都の紅葉の進み具合をまずご報告します。近場の曼殊院門跡あたりを散歩してきました。薄曇りで写真の発色がきれいではありませんが、(紅葉はやはり晴天でしょう)名物の壁際はみごとでした。
さすがりっぱな勅使門
曼殊院の門前にある天満宮
こちらも紅葉がきれいです。
弁天池の周りのモミジは真っ赤でした。
11/30/2011
11/29/2011
讃岐2(屋島)
瀬戸内海国立公園にある海抜293mの形溶岩台地、屋島の展望台からの眺めです。屋島の戦いで有名な所です。屋島は昔は島だったそうですが今は埋め立てられて陸つなぎになっています。
那須の与一の扇の的、義経の弓流しの場所、そして源平合戦の古戦場が眼下にひろがります。ここの案内版で、歴史を知らない私は?ん?安徳天皇が亡くなった壇ノ浦ってここだっけ?あれは確か下関では?と大いに悩みます。家に帰って調べたところ、この屋島にも檀の浦という場所があり(字が違う!)、やはり源平が戦ったのですが、ここでは勝負がつかず、結局その後下関(山口県)の壇ノ浦で天皇はじめ女官達が入水し、平家滅亡へ。屋島にも安徳天皇社(陣営跡)なるものがあるのでややこしくなるのです(なんちって)。
向かいの五剣山の麓に白く見えるのは庵治石(あじいし)の採掘場。雲母を含んだ良質の花崗岩で世界でもここのは有名だそうです。墓石に最高だとか。庵治村は映画「せかちゅー」のロケ地になったそうですよ。
お天気に恵まれ、瀬戸内海の島々、遠くには小豆島も見えました。
那須の与一の扇の的、義経の弓流しの場所、そして源平合戦の古戦場が眼下にひろがります。ここの案内版で、歴史を知らない私は?ん?安徳天皇が亡くなった壇ノ浦ってここだっけ?あれは確か下関では?と大いに悩みます。家に帰って調べたところ、この屋島にも檀の浦という場所があり(字が違う!)、やはり源平が戦ったのですが、ここでは勝負がつかず、結局その後下関(山口県)の壇ノ浦で天皇はじめ女官達が入水し、平家滅亡へ。屋島にも安徳天皇社(陣営跡)なるものがあるのでややこしくなるのです(なんちって)。
向かいの五剣山の麓に白く見えるのは庵治石(あじいし)の採掘場。雲母を含んだ良質の花崗岩で世界でもここのは有名だそうです。墓石に最高だとか。庵治村は映画「せかちゅー」のロケ地になったそうですよ。
お天気に恵まれ、瀬戸内海の島々、遠くには小豆島も見えました。
11/28/2011
そうだ 讃岐、行こう1(屋島寺)
11/27/2011
「神仏います近江」2
三会場の一つ、MIHO MUSEUMは信楽のすごい山奥にあり、石山駅から1時間に1本しかないバスで50分かかります。美術館は宗教法人神慈秀明会が運営していて、莫大なお金(信者さんのお布施?)を費やして作られ、広大な敷地、桃源郷を目指す建物群、貴重な美術品のコレクションなど、ちょっと特異な美術館です。レストランで出される食事は無農薬で自家製、働いている人々は慇懃無礼で、少し居心地が悪いです。
レセプション棟と美術館棟とはどういう訳か?すごく離れていて、電気自動車が運んでくれます。
トンネルを抜けると・・・
ルーブル美術館のガラスのピラミッドを手がけた有名建築家による建物がこつ然と現れます。ここは”天台仏教への道”の特集で、涅槃図や仏画、曼荼羅、聖徳太子像、さまざまな仏像などが見られます。広いスペースに贅沢な展示の仕方をしていました。
こちらは教団所有の持国天立像です
これも教団所有の釈迦仏伝のエピソードを描いたガンダーラの浮き彫りです
千手観音立像(図録より)
往復に時間が取られるので、じっくりと廻る余裕がなく、教団所有の素晴らしいたくさんの美術品は見ることができずちょっと残念でした。前回見に来た”伊藤若冲ワンダーランド”のように、ここでは割といい企画があるので、またの機会にゆっくり鑑賞したいと思います。
レセプション棟と美術館棟とはどういう訳か?すごく離れていて、電気自動車が運んでくれます。
トンネルを抜けると・・・
ルーブル美術館のガラスのピラミッドを手がけた有名建築家による建物がこつ然と現れます。ここは”天台仏教への道”の特集で、涅槃図や仏画、曼荼羅、聖徳太子像、さまざまな仏像などが見られます。広いスペースに贅沢な展示の仕方をしていました。
こちらは教団所有の持国天立像です
これも教団所有の釈迦仏伝のエピソードを描いたガンダーラの浮き彫りです
千手観音立像(図録より)
往復に時間が取られるので、じっくりと廻る余裕がなく、教団所有の素晴らしいたくさんの美術品は見ることができずちょっと残念でした。前回見に来た”伊藤若冲ワンダーランド”のように、ここでは割といい企画があるので、またの機会にゆっくり鑑賞したいと思います。
11/26/2011
「神仏います近江」1
滋賀県の滋賀県立近代美術館(瀬田)とMIHO MUSUM(信楽)と大津市歴史博物館(大津)の三館が連携しての特別展「神仏います近江」が開かれています。滋賀といえば、最澄の天台宗総本山の比叡山、琵琶湖のまわりの十一面観音像群などがあり、仏像や文化財が奈良、京都についで多いと言われています。その割にはまだ研究が進んでいない部分が多く、今回このような企画がされたようです。
先ずは仏像が多い、滋賀県立近代美術館に行ってきました。美術館は広大な敷地(アートゾーン)の中にあって、他に公園、図書館、文化財センター、お茶室、子供広場、彫刻の道などがあり、人も少なく、一日のんびり過ごせるうらやましい環境です。
今回のこちらの目玉(?)は石山寺の多宝塔(今は大修理中)の中に納められている、快慶作の大日如来座像です(図録より転写)。以前石山寺で、のぞき見はしましたが、こんなに間近でじっくり見られるのは感激です。眼がきりっとして、肩にかかる髪が装飾的で、全体の姿がとても美しいです。
こちらは湖東三山の百済寺の聖観音座像です。百済寺は聖徳太子が創建したと言われるお寺で、この他にもたくさん貴重な作品が残っています。この座像は木の素地をそのまま生かして作られいるせいか、とても暖かみを感じます。
じっくり見てまわったので2時間半もかかってしまいましたが、なかなか見応えのある展示でした。図録が電話帳ほどの重さがあり参りました。
11/25/2011
すごい!京阪電車
11/24/2011
石山寺2
国宝の多宝塔は源頼朝が寄進したと伝えられ、1194年に建立されたもので、日本最古のものだそうです。屋根は檜皮葦(ひわだぶき)で、今年46年ぶりの葺き替え修理となりました。
なんと、その修理の過程を見学できるようになっています。
これが檜の皮です。この皮は50〜60年成長した檜の立木からはぎ取ります。それをプロ職人が整形し、巾15cm、長さ75cmの皮にします。
その皮を水に濡らし、1枚ずつ敷きならべていきます。1枚毎に1.2cmずつづらしながら重ね、4枚重ねると竹釘を2cm間隔で打ち込むそうです。一坪あたり、2,400〜3,000本の竹釘が使われます。
この気が遠くなるような作業を、斜面で不安定な格好のまま、黙々と仕事をされています。斜め用の椅子を使っている方もいらっしゃいます。
竹釘は長さ3.6cm、直径3mmで、これを20〜40本口に含み、一本ずつ舌で押し出し、金槌を持っている方の手でつかみ、檜皮に突き刺して打ち込みます。この一連の動作が目にも止まらぬ速さで、かつ4人が一斉に行います。いやー何というすご技!根気のいる仕事です。歴史的遺産を維持していくのは本当に大変なことだと痛感しました。
なんと、その修理の過程を見学できるようになっています。
これが檜の皮です。この皮は50〜60年成長した檜の立木からはぎ取ります。それをプロ職人が整形し、巾15cm、長さ75cmの皮にします。
その皮を水に濡らし、1枚ずつ敷きならべていきます。1枚毎に1.2cmずつづらしながら重ね、4枚重ねると竹釘を2cm間隔で打ち込むそうです。一坪あたり、2,400〜3,000本の竹釘が使われます。
この気が遠くなるような作業を、斜面で不安定な格好のまま、黙々と仕事をされています。斜め用の椅子を使っている方もいらっしゃいます。
竹釘は長さ3.6cm、直径3mmで、これを20〜40本口に含み、一本ずつ舌で押し出し、金槌を持っている方の手でつかみ、檜皮に突き刺して打ち込みます。この一連の動作が目にも止まらぬ速さで、かつ4人が一斉に行います。いやー何というすご技!根気のいる仕事です。歴史的遺産を維持していくのは本当に大変なことだと痛感しました。
11/23/2011
石山寺(滋賀県)
11/22/2011
紅葉はどれくらい?
今日は朝から良いお天気。気温もだいぶ下がり、いよいよ紅葉が始まります。今朝の京都新聞の”紅葉だより”では東福寺、永観堂、三千院などは”見ごろ”、清水寺、嵐山などは”色づく”でした。明日は祝日でどこも混雑が予想されますので、その前にちょっと紅葉の様子を見に近所を歩いてみました。
圓光寺のお庭です。ここは比較的早く色づきます。
個体差がありますが、中央のカエデは見頃でした。
ここのお庭は緑の苔の上にびっしりと積もる散りモミジがみごとです。
あまり有名ではないので、ふだんはひっそりとしているのですが、今日はぞくぞくと団体さんが入ってきて、びっくりしました。この後詩仙堂へ行きましたが、まだ少し早いようでした。
圓光寺のお庭です。ここは比較的早く色づきます。
個体差がありますが、中央のカエデは見頃でした。
ここのお庭は緑の苔の上にびっしりと積もる散りモミジがみごとです。
あまり有名ではないので、ふだんはひっそりとしているのですが、今日はぞくぞくと団体さんが入ってきて、びっくりしました。この後詩仙堂へ行きましたが、まだ少し早いようでした。
11/21/2011
大安寺と五劫院(奈良)
奈良駅からバスで10分くらい南に下がった所に、奈良時代最初の官寺、大安寺があります。昔は東西に九重塔があり、東大寺と同じくらいの規模の大伽藍を形成していたのですが、度重なる災害で、今はこじんまりとしたお寺になっています。ご本尊の秘仏十一面観音像が公開中なので、行ってきました。
色づいたイチョウの大木と菊の花が秋らしい風情でした。
その後、10月5日のリベンジで五劫院へ、五刧思惟阿弥陀如来座像を見に行ってきました。前もって電話でたのんでおくと、見せていただけます。時間を約束していたので、タクシーで行ったのですが、タクシーの運転手さんも知らないというお寺でした。
やっと思いをとげられました。衣の中に手を入れ、ふっくらとしたお顔の阿弥陀様でした。遠くて暗くて、頭のアフロヘアーははっきりとは見えませんでしたが、まぁ満足です。
それよりも、こちらにはもっと珍しいものがありました。墓地の入り口にある石仏”見返り地蔵”です。京都の永観堂の見返り阿弥陀様が有名ですが、こちらの方は誰でもが気軽にお参りできます。
色づいたイチョウの大木と菊の花が秋らしい風情でした。
その後、10月5日のリベンジで五劫院へ、五刧思惟阿弥陀如来座像を見に行ってきました。前もって電話でたのんでおくと、見せていただけます。時間を約束していたので、タクシーで行ったのですが、タクシーの運転手さんも知らないというお寺でした。
やっと思いをとげられました。衣の中に手を入れ、ふっくらとしたお顔の阿弥陀様でした。遠くて暗くて、頭のアフロヘアーははっきりとは見えませんでしたが、まぁ満足です。
それよりも、こちらにはもっと珍しいものがありました。墓地の入り口にある石仏”見返り地蔵”です。京都の永観堂の見返り阿弥陀様が有名ですが、こちらの方は誰でもが気軽にお参りできます。
登録:
投稿 (Atom)