三会場の一つ、MIHO MUSEUMは信楽のすごい山奥にあり、石山駅から1時間に1本しかないバスで50分かかります。美術館は宗教法人神慈秀明会が運営していて、莫大なお金(信者さんのお布施?)を費やして作られ、広大な敷地、桃源郷を目指す建物群、貴重な美術品のコレクションなど、ちょっと特異な美術館です。レストランで出される食事は無農薬で自家製、働いている人々は慇懃無礼で、少し居心地が悪いです。
レセプション棟と美術館棟とはどういう訳か?すごく離れていて、電気自動車が運んでくれます。
トンネルを抜けると・・・
ルーブル美術館のガラスのピラミッドを手がけた有名建築家による建物がこつ然と現れます。ここは”天台仏教への道”の特集で、涅槃図や仏画、曼荼羅、聖徳太子像、さまざまな仏像などが見られます。広いスペースに贅沢な展示の仕方をしていました。
こちらは教団所有の持国天立像です
これも教団所有の釈迦仏伝のエピソードを描いたガンダーラの浮き彫りです
千手観音立像(図録より)
往復に時間が取られるので、じっくりと廻る余裕がなく、教団所有の素晴らしいたくさんの美術品は見ることができずちょっと残念でした。前回見に来た”伊藤若冲ワンダーランド”のように、ここでは割といい企画があるので、またの機会にゆっくり鑑賞したいと思います。
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