5/30/2019

旧邸御室

嵐電御室の駅から南に数分の住宅街にある、築80年の「旧邸御室」


500 坪の敷地に建つ数寄屋造りの邸宅が今特別公開しているので見学して来ました






門を入ってすぐ目につく大きな石灯籠


ぜひ見たかったのはこの景色。まるで水鏡のようですが実は


大広間にある大きなカリンのテーブルに映っているんです


カリンといっても日本の木の種類とは全く違う東南アジア産のもので、表面に漆を塗って鹿の角の粉で何回も磨き1年がかりで仕上げる貴重なものだそうです。


この大きな鞍馬石を踏んで


茶室のある庭園へ出られます


洋間の天井画や


お風呂場のレトロなガラス戸など



見所満載でした

5/22/2019

モッピー来たる



「一乗寺ぶんかさい」の催しの一つとしてモッピー(茂山宗彦)の狂言が無料で観られるというので出かけて来ました。


行われたのは宮本武蔵で有名な八大神社の境内


まずは鈴木実さんの解説。狂言の型や決まり事、演目の説明、楽しみ方などを子供にもわかりやすく説明してくれました。本来狂言は庶民の娯楽で、神社の境内など屋台やお祭りで人が集まっている場所で、人目を惹きつけるように演じられたセリフ劇とのこと。


狭いむしろの上で、すぐ近くに人が集まって、子供達は飲み食いしながら観ているという、この日のこの場所はまさに原点のよう。いつも能舞台で観ているせいか、ちょっと驚きでした。さすが茂山家。


演じられたのは「柿山伏」


お腹をすかせた山伏が柿を盗もうとして木に登り、主人に見つかり、からかわれてカラスや猿やトンビの真似をさせられるというわかりやすいお話で、大人も子供も大笑いでした。


その後のワークショップでは、笑い方や柿の食べ方などを楽しく教えてもらいました。

5/20/2019

新緑の中の東寺

久しぶりの新緑の中の東寺


国宝の金堂


重文の講堂(今仏像群は東博にお出ましてガラガラ状態ですが)


シランや


キショウブが咲いていました


八島社から見る五重塔

いつ来ても気持ちの良い境内です

5/19/2019

空海ノ光@東寺・灌頂院

今東京の国立博物館で開催されている「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」のために、東寺の講堂にある立体曼荼羅の21体のうち国宝11体、重文4体、合計15体が東京にお出ましになっていて、京都の方はガラガラ状態です。


それを補うためか、普段非公開の灌頂院で、両界の曼荼羅図(元禄本)とAR技術を活用した神秘的な体験ができる、デジタル曼荼羅インスタレーション「空海ノ光 テクノロジーと神秘」が開催されています。

  


自分の持っているスマホや iPadにその場でアプリを入れると、ARが作動して


踊絵師の神田さおりさんがバーチャル空間に描いた作品が現れ、


 プロジェクトマッピングの画面と重なり


面白い体験ができます


神田さおりさんは、友達の息子さんのお嫁さんで、国内外で踊りながら大画面にアクションペインティングをするというアーティストさんです。




5/17/2019

新緑の季節に異変!!

新緑の季節になり、山々は鮮やかな緑色に覆われています



ところがこの時期、東山では数年前から異変が起きています


このように黄色がはびこっているのです


このモコモコした黄色はシイの木の花です。シイは成長が速いうえ、日陰でもよく育つので、この木が増えると森が暗くなり、日光の必要なカエデやコナラなど落葉樹が育たなくなってしまうそうです。原因の一つとしてはアカマツが枯れて極端に減ってしまったことと、シイを伐採したくても大木のため、機器や技術が必要でお金がかかりすぎることなどがあるそうです。


知恩院の三門の奥に見える山は黄色一色


京都タワーが眼下に見え、向こうには西山が見えます


見上げると高い所に長い薄黄色の房状の花がどさっと咲いています。このまま放置していると、将来東山の紅葉が見られなくなるかもしれないと専門家の方は危惧しているそうです。

5/15/2019

京都ミライマツリ@南座2



廊下のアール・デコ調の照明



金をたっぷりと使った


ガラス扉の装飾などは当時のまま


舞台の裏は、歌舞伎とハイテクを使った体験型スペースになっていて


「義経千本桜」を背景に人が歩くと桜が散ったり



ホログラム鼓を叩くと音が弾けたり。


画面に向かって、掛け声(大向こう)をかけると判定が出たり、他にもハイテクを使った縁日など趣向を凝らした催しがありました。


残念だったのは、三階の座席で、愛之助さんの石川五右衛門をAR体験できるというのを、不覚にも飲み食いを優先してしまって、遅れを取ってしまい90分待ちとなり、断念したことでしたorz

夜になると、ガラッと雰囲気が変わり、和の空間がナイトクラブ風になるそうです。





5/14/2019

京都ミライマツリ@南座1

昨年の11月にリニューアルオープンした南座


京都の四条河原町は歌舞伎発祥の地で、南座は日本最古の劇場と言われています。流石に老朽化が進み、3年弱に及ぶ耐震改修工事が終了し、新しい劇場になりました。


その記念ということで、最新の技術を駆使した催し、ミライマツリが企画されたので早速行ってきました。


一階の座席エリアに床を被せて舞台と同じ高さにフラット化できるというのが今回の新機能。これで今後色々なイベントができるようになります。


舞台のスクリーンにはプロジェクションマッピングで風景や花火が映し出され、本物の水が滝になって流れ、 鴨川の納涼床をイメージした作りになっています。


一階桟敷席は屋台になっていて、老舗のお店や話題のカフェなどが並び、お酒(入場料にワンドリンクついています)を飲みながら楽しむことができます。ローストビーフの炙り、じゃこ天のアヒージョなどを購入(チケット制)しましたが、値段の割には量が少なめでした・・・


二階のブースではサントリー・プレミアムモルツの神泡アート「隈取り」が飲めるというので早速試しました(私は弁慶をお願いしました)が、


泡の上に機械でプリントするという味気のないものでした・・・


まぁ仕方ないですね


初日だったのでそれほどの混乱はありませんでした



従来の建築物(破風、折り上げ格天井など)はそのままでキレイになった内装