今回この素晴らしい縄がらみというのをじっくり見させてもらいました。素人には全くわからないのですが、この縄の張り方にもいろいろな種類があり、正面の大きな縄飾りは雄チョウ、側面のは雌(め)チョウ、石持と柱をつなぐのはエビ。ほかにも鶴結び、亀結びがあり、どの鉾でも「手伝い方」と呼ばれる職人の間で代々受け継がれているそうです。
「宵山や巡行の時は、どのみち懸装品で隠れるんやけど。手間かけてでも細部にこだわる、昔の職人の遊び心やろな」。子どものころから50年以上も月鉾の鉾建てに携わる水谷久眺さん(64)=上京区=は話す。という記事がありました。
「完全に固定せず、遊びをもたせる」ことで、辻(つじ)回しの時などに鉾のひずみを吸収する。職人の腕と美意識の結晶は、巡行後も少し緩むだけで形は崩れないそうです。さすがですね。
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