2009年春から日本中に”阿修羅ブーム”を巻きおこした「国宝 阿修羅」は東京、九州の展示を終え、奈良に戻ってきました。そこで、国宝館のガラスケースに納める前に、興福寺の仮金堂で「興福寺国宝特別公開2009 お堂でみる阿修羅展」を開催しているので行ってみました。3月には東京で超混雑の中、覚悟して行列してやっとのことで阿修羅の周りをぐるりと廻ることができましたが、奈良ではいつでも見られるのだから、さすがにそんな騒ぎにはならないだろうと、たかをくくって普通に気楽にでかけました。奈良駅に着いた時の、人ごみは ”ああ、いつものこと、正倉院展に行く人達だわぁ”と思いながら歩いて行くと、なにやら手前の興福寺付近の林の中にも行列の人が見え隠れしています。 まさか!と思って近づくと、な、なんと平日なのに、”仮金堂140分、北円堂90分”の待ち時間表示が。普段ならこの辺は鹿のほうが多いのに・・・あーあ甘かったぁ・・・
チケット売り場の人に聞いたら、夕方4時過ぎになれば少しはマシとのことだったので、予定を変更して、先ずは大仏様に会いにいくことにしました。
大仏の蓮華座に彫られた蓮華蔵世界図の説明がありました。太陽系、銀河系、そして果てしない大宇宙へと広がる我々の宇宙の有様に似ており、生物、無機物、全てを含んだ広大な考え方が既に8世紀にあったそうです。
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