いきなり、下品なタイトルで失礼しました。
実はこれ、”花供御” と書いて、はなくそと読みます。
今日、3月15日(旧暦の2月15日)はお釈迦様が入滅された日で、各寺院で涅槃会(ねはんえ)の法要が行われます。その際にお寺所蔵の大涅槃図が三日間特別公開されます。そしてこの時だけ振る舞われるのが、この花供御なのです。
お釈迦様の鼻くそ?!と聞くと、ちょっと躊躇していまいますが、実はおいしい ”あられ” です。これは東福寺のもので、”古来よりこの御供を年々受くる人は長病をせざると伝へられる” そうです。
東福寺の大涅槃図には、普通描かれていない ”ネコ” (仏の使いであるネズミの天敵)が書かれているのでめずらしいものです。作者である明兆がこの涅槃像を画いているとき、一匹の猫が絵の具をくわえて現れ、ずーと側にいたので、その猫を涅槃像に画き加えたと伝わるものです。左下の角で色あせているので、ちょっと見づらいですが、確かにいました。そして天井からは堂本印象の龍がすごい迫力でにらみをきかせています。
5 件のコメント:
見つけました!猫、確かにいますね、大きいですね。
え〜すごい! どれ〜?
でも残念ながら、ネコは台の陰に隠れていてこの位置からは見えないのですよorz
あらあら 左のすみでこちらにおなかを向けているのが猫かと思いこんでしまいした。ちょっと巨大で私の好きなマスムラヒロシのヒデヨシのような猫に。
京都のものはみんな愛らしい。はなくその袋だってかわいいピンク。
はりねずみさん 私も15日東福寺にいました! 丸まった可愛い猫。言われないと気が付かないけれど、今年も見れたと、毎年楽しみに来るお年寄りがいるそうですね。
え〜!東福寺にいらしたのですか?
それはそれは。ばったりお会いしたらびっくりでしたね。
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