昨日は注目度の高い衆議院選挙でした。私にとっても東京以外で経験する初めての投票でちょっとドキドキしました(まぁどこでも同じなのですが・・・)。京都は朝から晴天、蒸し暑さが戻ってきました。ここ左京区の会場はうちのベランダから見えるすぐ近くの修学院中学校です(ちなみに民主党の前原さんの地元です)。
果たして予想通り、民主党の圧勝となりました。”政権交代”という言葉のマジックですかね。何だか今回の選挙はイエスかノーかを問う国民投票の様相でした。オバマさんの”チェンジ”の影響もあるかもしれません。アメリカ同様、前途多難だと思いますが、とりあえずは期待してみましょうか。鳩山さん、途中で投げ出さないで下さいね。
8/31/2009
8/30/2009
西陣散歩
朝早起きをしてバスを乗り継いで、西陣、千両が辻周辺を散歩しました。一番の目的は大宮庵の朝顔を見ること。でも残念ながら今年は小さな鉢植え二つだけでした。でもその周辺は古い家がいっぱいで、どこも絵になる感じでした。
大宮庵
緑のカーテン ゴウヤ
ついでに足をのばして、清明神社に立ち寄りました。一条戻り橋のいろいろな逸話は有名ですね。前に来た時には気づかなかったのですが、神社の入り口には千利休の屋敷跡(終焉の地)の石柱が。境内には清明井戸があって、この水を利休は秀吉にお茶を振る舞う時に使ったり、自分の最期の時の自服にも使ったそうです。山本兼一さんの「利休にたずねよ」を読んだ後なので、感慨深いものがありました。
大宮庵
緑のカーテン ゴウヤ
ついでに足をのばして、清明神社に立ち寄りました。一条戻り橋のいろいろな逸話は有名ですね。前に来た時には気づかなかったのですが、神社の入り口には千利休の屋敷跡(終焉の地)の石柱が。境内には清明井戸があって、この水を利休は秀吉にお茶を振る舞う時に使ったり、自分の最期の時の自服にも使ったそうです。山本兼一さんの「利休にたずねよ」を読んだ後なので、感慨深いものがありました。
8/29/2009
落語会IN京都
先週の土曜日(8月22日)東山、高台寺近くにあるお店”阿吽坊AUNBO”で江戸の噺家落語会がありました。前から一度行きたいと思っていた所です。阿吽坊の店名の由来は、お客様と「あうんの呼吸」で楽しい食空間の創造を目指すことだそうです。今回の催しのように、京都の人にはなじみの薄い江戸落語を、京都の人と東京の人が入り交じって聞いて、一緒に笑い、お食事を共にするというのは、このお店のコンセプトにぴったりですね。
古今亭菊六(ここんていきくろく)さんという若い二つ目さんの落語三席(薬缶・紙入れ・船徳)をたっぷりと楽しませていただきました。懇親会には彼も加わって、いろいろお話を聞くことができました。お食事もどれもおいしかったです。特にイチジクの天ぷらがユニークでした。この会を主催したのは東京の若いパワフルなキャリアウーマン達で、バリバリ経済の話やらリッチな生活の様子などを聞いて、圧倒され、刺激され、とてもうらやましく思いました。
8/28/2009
社会見学
これからご出勤かな?
京都の五花街の中で一番歴史がある、北野の上七軒。ここでは夏の間(7月1日から9月5日まで)上七軒歌舞練場内の庭園を開放してビアガーデンが開かれます。毎日5名の舞妓さん、芸妓さんがそろいの浴衣姿で交代でテーブルを廻ってくれるという、花街ならではの信じられないサービス付きです。「一見(いちげん)さんお断り」の花街で気楽に楽しんでもらおうと、約50年前に始まったそうです。席料の1800円を払うと、生ビールの中ジョッキとおつまみ二品が出て来ます。誰でもナマの舞妓さんとお話ができるのですから、それはもう大人気でなかなか予約がとれなかったのですが、やっと行ってきました!!
どぎまぎしながら入り口を通り、池にかかる橋をわたると・・・
そこは別世界。すでに大勢の先客達で盛り上がっていました。
本当にテーブルに舞妓さんが来てくれました。また10代の若い、京言葉がきれいな舞妓さんです(横須賀出身、舞妓になって3年目)。遠くから見たことはありますが、こうして実際にお話するのは初めてです。”どうしてこの世界に入ったの?”とか”どこの出身?”とか”お稽古は何をするの?”などなど、情けないことにこちらも、まぁ誰にでも同じことを聞かれるんだろうなと思うような質問しかできません。でもイヤな顔ひとつせずに答えてくれます。さすがプロですねぇ。中卒で住み込み、仕込みさん1年、その後6年間の修行をしてやっと舞妓さん卒業とのこと。途中でやはり辞めていく人もかなり多い(今は芸舞妓さんあわせて30人とのこと)ようです。月に二回しかお休みがなく、テレビは全く見ないので、同世代の友達と話があわないそうです。”今一番やりたいことは?”と聞いたら、”髪をショートに切りたい!”ですって。ちなみにおそろいの浴衣を着ていない人達はひいきのお客さんが連れてきた芸舞妓さんで、他のテーブルには来てくれません。お客様指名の研修中の仕込みさんもいたりと、いろいろと取り乱れておもしろい体験でした。
これは室内の様子
京都の五花街の中で一番歴史がある、北野の上七軒。ここでは夏の間(7月1日から9月5日まで)上七軒歌舞練場内の庭園を開放してビアガーデンが開かれます。毎日5名の舞妓さん、芸妓さんがそろいの浴衣姿で交代でテーブルを廻ってくれるという、花街ならではの信じられないサービス付きです。「一見(いちげん)さんお断り」の花街で気楽に楽しんでもらおうと、約50年前に始まったそうです。席料の1800円を払うと、生ビールの中ジョッキとおつまみ二品が出て来ます。誰でもナマの舞妓さんとお話ができるのですから、それはもう大人気でなかなか予約がとれなかったのですが、やっと行ってきました!!
どぎまぎしながら入り口を通り、池にかかる橋をわたると・・・
そこは別世界。すでに大勢の先客達で盛り上がっていました。
本当にテーブルに舞妓さんが来てくれました。また10代の若い、京言葉がきれいな舞妓さんです(横須賀出身、舞妓になって3年目)。遠くから見たことはありますが、こうして実際にお話するのは初めてです。”どうしてこの世界に入ったの?”とか”どこの出身?”とか”お稽古は何をするの?”などなど、情けないことにこちらも、まぁ誰にでも同じことを聞かれるんだろうなと思うような質問しかできません。でもイヤな顔ひとつせずに答えてくれます。さすがプロですねぇ。中卒で住み込み、仕込みさん1年、その後6年間の修行をしてやっと舞妓さん卒業とのこと。途中でやはり辞めていく人もかなり多い(今は芸舞妓さんあわせて30人とのこと)ようです。月に二回しかお休みがなく、テレビは全く見ないので、同世代の友達と話があわないそうです。”今一番やりたいことは?”と聞いたら、”髪をショートに切りたい!”ですって。ちなみにおそろいの浴衣を着ていない人達はひいきのお客さんが連れてきた芸舞妓さんで、他のテーブルには来てくれません。お客様指名の研修中の仕込みさんもいたりと、いろいろと取り乱れておもしろい体験でした。
これは室内の様子
8/27/2009
宵山万華鏡
朝晩はめっきり涼しくなってきました。やっぱり季節はちゃんと巡ってくるのですね。
河原町通りを歩いていたら、アーケードの飾りが金魚になっていました。風に揺れて涼しげでした。
それを見ていたら、読み終わったばかりの本「宵山万華鏡」(森見登美彦作)に出てくる赤い金魚の連想が膨らんで・・・
ついには、こんな妄想の絵を作って遊んでしまいました・・・(ヒマですねぇ)
装画のさやかさん、モチーフを勝手にお借りしました。すみません。
「宵山万華鏡」というのは「祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地!」という紹介内容の本です。その中にいつも出てくる赤い浴衣の女の子と赤い金魚があの世へ引きずり込む怖い存在。他にも招き猫や信楽焼のタヌキ、ダルマ、提灯、骨董品、風船、奥州斎川孫太郎虫などなど、奇想天外なものが意味脈絡なしに現れます。祇園祭に登場する山鉾や通りの名前、建物、路地なども出てくるので、宵山の喧噪を経験していないと、ちょっとついていけないお話かもしれません。逆にあの宵山のすごさを経験すると、ファンタジーなのに、もしかしたら本当にありえる話かもしれないと思えてきます。森見さんの本を読むのは「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」に続く3冊目ですが軽いノリの中にもエスプリがきいていて結構楽しめます。ただし京都に土地勘がないとその楽しみも半減するかも。
河原町通りを歩いていたら、アーケードの飾りが金魚になっていました。風に揺れて涼しげでした。
それを見ていたら、読み終わったばかりの本「宵山万華鏡」(森見登美彦作)に出てくる赤い金魚の連想が膨らんで・・・
ついには、こんな妄想の絵を作って遊んでしまいました・・・(ヒマですねぇ)
装画のさやかさん、モチーフを勝手にお借りしました。すみません。
「宵山万華鏡」というのは「祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地!」という紹介内容の本です。その中にいつも出てくる赤い浴衣の女の子と赤い金魚があの世へ引きずり込む怖い存在。他にも招き猫や信楽焼のタヌキ、ダルマ、提灯、骨董品、風船、奥州斎川孫太郎虫などなど、奇想天外なものが意味脈絡なしに現れます。祇園祭に登場する山鉾や通りの名前、建物、路地なども出てくるので、宵山の喧噪を経験していないと、ちょっとついていけないお話かもしれません。逆にあの宵山のすごさを経験すると、ファンタジーなのに、もしかしたら本当にありえる話かもしれないと思えてきます。森見さんの本を読むのは「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」に続く3冊目ですが軽いノリの中にもエスプリがきいていて結構楽しめます。ただし京都に土地勘がないとその楽しみも半減するかも。
8/26/2009
キーヤン追っかけ その5
8/25/2009
しるこセーキ
清水寺から三年坂を降りてきて、二年坂に入るとすぐ左に老舗甘味処”かさぎ屋”があります。狭いお店いっぱいにお札が張ってあり、古い貴重な物であふれています。竹久夢二も通ったそうで、夢二の絵も飾ってありました。ここの夏限定の名物、しるこセーキをいただきました。シャリシャリのかき氷しるこに白玉が乗っています。
お店の方のお話によると、古い家がどんどん無くなって様子が変わっていってるそうです。そういえば若い人向きのおしゃれなお土産やさんが多いです。この辺り家賃は20〜30万円で、借りて商売するのは大変だし、買うと1億5千万円くらいするそうですよ。こちらは持ち家なのでその点はいいのですが、いつまで維持できるかわからないけど、がんばりますとおっしゃっていました。
8/24/2009
地蔵盆
京都では毎年8月23、24日あたりに夏休み最後のイベント”地蔵盆”が各地域で行われます(最近は土日に行うところが多い)。地蔵盆とは,町内のお地蔵さんをおまつりし、子どもたちのすこやかな成長を願う催しです。地蔵盆の習慣は京都で始まり、近畿地方の行事として古くから行われてきたそうです。そしてこの地蔵盆は一般には、お寺の中に祀られている地蔵菩薩を対象としたものではなくて、道祖神信仰と結びついた、路傍あるいは街角(辻)の地蔵が対象となっているとの事。京都では至る所でお地蔵様が見られますが、そういうことだったんですね。
地蔵盆の主役は、子どもたちです。この辺では朝10時に子供達が鐘をつきながら町内をまわり、祭りの開始を知らせていました。各町内ごとに地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などの供物をそなえ、お菓子を食べながらゲームをしたり、福引きなどが行われるそうです。大きなテントがあちこちで見られ、大人達も酒盛りをしたり、おしゃべりをしたりしていました。見る事はできませんでしたが、百万遍の大きな数珠を子供達が輪になってまわす所もあるそうです。
宮川町ではお坊さんのお話を子供達が聞いていました。
宮川町の掲示板です。地蔵盆の後、ホテルで会食する所もあるんです。本当に町民のレクリエーションなんですね。無料とは太っ腹!
二年坂の途中です。観光客が多い通りですが、何の事かわからないので、気にも留めていませんでした。
地蔵盆の主役は、子どもたちです。この辺では朝10時に子供達が鐘をつきながら町内をまわり、祭りの開始を知らせていました。各町内ごとに地蔵尊の前に屋台を組んで花や餅などの供物をそなえ、お菓子を食べながらゲームをしたり、福引きなどが行われるそうです。大きなテントがあちこちで見られ、大人達も酒盛りをしたり、おしゃべりをしたりしていました。見る事はできませんでしたが、百万遍の大きな数珠を子供達が輪になってまわす所もあるそうです。
宮川町ではお坊さんのお話を子供達が聞いていました。
宮川町の掲示板です。地蔵盆の後、ホテルで会食する所もあるんです。本当に町民のレクリエーションなんですね。無料とは太っ腹!
二年坂の途中です。観光客が多い通りですが、何の事かわからないので、気にも留めていませんでした。
8/23/2009
吉田寮
吉田山を西に下りると、吉田神社を通って、京大キャンパスに出ます。その構内南に建つのが学生のための吉田寮。1913年竣工で現存する最古の大学寄宿舎だそうです。いつもその前をバスで通るのですが、うっそうとして何やらあやしげな雰囲気。でも学生や自転車が出入りしているので、一度中をのぞいてみたいと思っていました。夏休みに入って、学生もまばらなこの時を逃したら、もう壊されて(そういう動きがある)二度と見ることができないかも!と思って恐る恐る入ってみました。古さを表現するため写真はセピア調にしてみました(笑)。
寮の入り口(賃料400円って本当かな?)
入ってすぐの建物(北寮)、つたに覆われている。
クラブの部室でしょうか。男子専用の看板もあり。
元食堂、今はサロン? 使われてるのかしら??
中寮(本館)
これ以上、奥に入るのはためらわれたので、内部はよくわかりません。今の潔癖性の若者がこんな所に住めるの?という気がしますが、これでもけっこう入所者希望が増えているんですって(留学生が多いらしい)。神戸大震災後、老朽化を懸念する大学側が建て直しを発表しましたが、寮の自治会ともめているようです。
8/22/2009
吉田山荘
♪♪紅燃ゆる丘の花・・・・♪♪と三高寮歌(フルッ!)にも歌われた、京都の吉田山。この山の中腹に、昭和7年に昭和天皇の義理の弟君である東伏見宮家の別邸として建てられた総檜造りの吉田山荘があります。今は高級料理旅館として名高く、ちょっと敷居が高かったのですが、なんと限定でランチがいただけるということで、東京の友人が予約をしてくれて会食をしてきました。近くには真如堂、金戒光明寺があり、閑静な住宅街の森の中にひっそりとたたずんでいます。
シャンデリアやステンドグラスが素敵な洋間や、書院造りの和室、昔の旅館風の客室、洗面所やトイレ、分厚い壁の蔵など、いたる所にノスタルジーを感じます。
会食をした"月の間" 女将が書かれた一人一人違う歌がお膳に添えられていました。さりげないおもてなしの心を感じます。
二階の窓からは大文字山やお寺の屋根が見えます
ステンドグラスは古墳時代の銅鏡の背面文様が原形だそうです。信じられないほどモダンな柄ですよね。
シャンデリアやステンドグラスが素敵な洋間や、書院造りの和室、昔の旅館風の客室、洗面所やトイレ、分厚い壁の蔵など、いたる所にノスタルジーを感じます。
会食をした"月の間" 女将が書かれた一人一人違う歌がお膳に添えられていました。さりげないおもてなしの心を感じます。
二階の窓からは大文字山やお寺の屋根が見えます
ステンドグラスは古墳時代の銅鏡の背面文様が原形だそうです。信じられないほどモダンな柄ですよね。
8/21/2009
あんまり暑いので・・・2
8/20/2009
奈良井宿4
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