本堂前には大きなソテツの木がありました
(絵はがきより)
カヤ材の木の一本造りで、木肌の美しさを生かした素地仕上げになっています。蓮のつぼみと丸めた葉を交互に並べた光背がとても独特です。長い右手の先が衣をつまんでいるのも印象的でした。今まで写真集で見た時は、赤い唇や顔つきがいかめしくてあまり好きになれなかったのですが、実際に拝見すると、表情も柔らかく、女性らしいお姿でとても美しく感動しました。
(買い求めたクリアファイル)
もう一つ特筆すべきことはその十一面観音様の前におかれていた、鮮やかな蓮の形をした香台です。こちらにあるのはレプリカで、実物は今秋開催された正倉院展(11日で終了)の目玉になっています。
香台の中はこのようになっているそうです(復元)
YOMIURI ONLINEより
YOMIURI ONLINEより
このお寺にはまだ他に国宝があります。慈光殿(収蔵庫)に保存されている絹本著色阿弥陀三尊及び童子像です。光明皇后ご臨終の時の枕仏と伝えられているそうです。ちょうどご住職がお経を唱えていらっしゃったので、同席させていただきました。尼寺だけあって至る所に小さなお花と果物が供えてあり、いきとどいている感じがしました。
名勝に指定されている庭園
護摩の灰土で作られた犬のお守り
私は買わなかったのですが(お高くて・・・)、友達が買ったので写真を撮らせてもらいました。
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