2週間くらい前の話ですが・・・宇治の放生院(橋寺)の特別公開に行って来ました。
ご本尊の地蔵菩薩(鎌倉後期、1.9m)が初公開されました
放生院は宇治橋のたもとにあり、この橋が7世紀に架けられた経緯を碑に刻んだ奈良時代の「宇治橋断碑」(重文)があるので、橋を守る寺として
「橋寺」とも呼ばれています
(絵はがきより)
地蔵菩薩には極彩色の絵が描かれ、金箔(きんぱく)が施されています。これまで公開されていなかったため、本当にきれいに色が残っていて、まばゆいくらいきれいでした。お顔の表情も優しく和やかで、特に下斜めからみるとうっとりする美しさです。
(絵はがきより)
今回はこんな感じで、近くでじっくりと見せていただきました
「手も足も節がなくてぷっくらとふくよかですよ」。と、これはご住職から教えていただきました。衣の模様にばかり気を取られていて、気づかなかったので、再度戻って何回も眺めてしまいました。本当に立ち去り難い菩薩さまでした。
他にも平安後期の作とされる不動明王立像や、釈迦如来座像なども特別公開されていました。次回はいつ公開するが未定だそうで、貴重な機会となりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿