10日くらい前のことですが、薬師寺東塔(国宝)の大修理のため、61年ぶりに塔のてっぺん(地上34m)から取り外された水煙が特別公開されているというので、見てきました。
塔の上層部を相輪(そうりん)といいます
その一番上にあるのが水煙で、塔が火災に遭わぬようにとの願いをこめて、祀られています。あまりに高くて見上げても普段はどんな模様になっているかは確認できません。
修復前と後
日本全国の塔で飛天が舞い降りる姿が彫られているのは薬師寺だけだそうです。4枚になっていて、写真だとちょっとわかりずらいですが、1枚の表裏に三人ずつの飛天が彫られています。24人の飛天は笛を奏で、花籠を持って花を蒔き、衣を翻し、祈りを捧げる姿で、晴れ渡った大空に御仏を讃えているそうです。
笛を吹く人は7円葉書にも使われました(知らなかった・・・)
東塔の完成予定は平成31年の春に修理が完了する予定だそうです。
次の修復(60年後?)はもう見られないので、今回貴重なものを見る機会に恵まれて本当によかったです。
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