同じく、笠置寺にはもう一つ磨崖仏があります。大きな岩だらけの道をしばらく行くと突然それらしき岩肌が現れます。目の前の道は狭く、下は崖になっているので、正面から全体像を見ようとするとのけぞるようになります。
寺伝によると、弘法大師が一夜にして刻んだとされていますが、様式からいって本尊の弥勒仏と同じ、奈良時代の渡来人(中国)の作と思われる虚空蔵菩薩磨崖仏です。
こちらは戦火を免れていて、花崗岩の絶壁(高さ12m巾7m)に蓮華座上に坐し、右手を挙げ、左手を膝上に置く形がはっきりと見えます。
横から見るとこんな感じです。
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