6/14/2007

いよいよフランスへ

これから2週間はコートダジュールとプロバンス地方の旅。これからはフランス語の世界だと思うとちょっと緊張!ジュネーブからTGV(超特急)に乗り、リヨンで乗り換えアビニヨンへ。列車は明らかにスイスの方がきれい。今日は休日のため混んでいる。斜め前の女性は席に座ったとたん、パソコンを取り出しDVDで映画を見始めたし、イヤホンをつけて何やらぶつぶつ一人で話している人がいたり(実は携帯電話で)、お犬様がちゃっかり席に座っていたりと、早速、文化の違いを見せられた感じ。

リヨン駅で

TGVの中で

列車の旅満喫

美術館のカフェ

今日でスイスパスの期限がきれるので、この際、さらに遠くに行くことにする。楽しかったチェリーランドを後にして、まずは大きなトランクをルツェルンの駅内のコインロッカーに入れて、電車を数回乗り継いで、チューリッヒよりももっと北東にある、ヴィンタツールという町を目指す。ここは産業都市として栄え、お金持ちの町といわれている。世界屈指のコレクションを誇る三つの大きな美術館があり、町の人口の一人当たりの美術品の数が世界一ともいわれているそう!できればゆっくりと一日かけて美術館めぐりをしたいとこだが、諸般の事情(ジュネーブに6時までに戻らないといけない)で、一番奥の森の中にあるレーマーホルツ(ローマ人の森)を訪ねる。なんとスイスパスを持ってる人は無料とのこと(さすがぁ)。ブリューゲル、ゴヤをはじめ、マネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソなどそうそうたるコレクションが一人の実業家のものと聞いてさすがお金持ちは違うと感心する。お庭もカフェも素敵で、もう少し長居したかったなぁ・・・
結局スイスパスを使って4日間で30回電車に乗り換え、有効利用したので満足満足。これもスイスの鉄道が優れているおかげ。

6/08/2007

ツーク


スイスには氷河によって作られた湖が数百個あるといわれている。ここにものどかなツーク湖がある。ツークという町は今回初めて訪れる。スイスパスをもっているので、どこかおもしろそうな町で夕食を食べようということになり、わざわざ遠出をしてきた次第。ツーク州は税金を軽減する制度(タックスヘーブン)を取り入れているので、この町には世界中の優良企業や金融企業が軒並み進出してきて、お金持ちが多い町として知られている(日本からはソニーなど)。まあ本当のお金持ちは町のカフェなんぞでお食事をしないでしょうが、夜8時をすぎても、いっぱいある湖畔のしゃれたレストランはお客でにぎわっていた。

6/05/2007

アンデルマット



氷河急行の中間地点、アンデルマットは山越えをするための宿場町として昔栄えたところ。運よく、座席がとれたので、ここから乗車。真っ赤な車両の可愛い氷河急行は、去年リニューアルされ、天井までガラス張りのパノラマ車となり、冷房も入り、6ヶ国語で説明が聞けるヘッドフォンつきで、テーブルのついた広い座席となった。一番驚いたのは、以前は食堂車で予約をした限られた人しか食事ができなかったのに、今度は自分の座席で注文すると、出来立ての料理をサーヴしてくれて食べられること!狭い通路をお盆いっぱいの料理やお酒をのせてボーイさんが行ったり来たり。そんな中、列車は急勾配をぐんぐん登っていく。あっという間に標高2033mのオーバーアルプパスに着くと、今まで夏だったのが一気に雪と氷の世界に変わっている。人々は歓声をあげて、立ち上がって写真を撮ったり、右へ左へ移動したりのぞきこんだり。ああどこの国の観光客も同じだぁ!そうこうするうちに車窓は、スイスのグランドキャニオンといわれてる渓谷からのどかな牧草地帯へとかわっていき、本当に絶景を堪能することができた。

6/03/2007

ウィリアム・テルをたずねて


バス、船、電車を乗り継いで、アルトドルフへ。ここはスイス建国の地といわれているが、日本ではウィリアム・テルの話のほうが有名。これは本当の話ではなく、伝説をシラーが歌曲にし、ロッシーニがオペラにして広く知れ渡ったもの。でも当のスイス人も真実と思いたい節があり、あちこちにこのテルにちなんだ場所があるそうだ。

気持ちのよい日

朝食は一家の食堂で、ダニエラ(奥さん)と一緒。子供達(2歳と4歳)はまだ寝ている。オレンジジュース、コーヒー、パン、チーズ、ハム、果物入りヨーグルトをセルフサービスで。窓からは牧草の臭いと、さわやかな空気が入ってくる。話を聞くと、子供の為にそれまでの一流企業の会社を辞めて、環境の良いこの地で生活を始めて5年とのこと。ご主人は自分で会社を興こし週3日働き、奥さんもホテルで会議のコーディネーターとして週2日働き、交代で子供をみたり、家事をしているとのこと。なんと理想的な生活!カルチャーショックを受ける。

6/02/2007

シュタイネンという村


ルツェルンから各駅で10こ目の無人駅、シュタイネンという所のB & Bに3泊しました。Cherrylandというだけあって、一帯は牧草地、さくらんぼが取れる桜の木がいっぱいあるのどかな田園地帯です。駅に降り立った不安げな私たち(インターネットで予約しただけだったので)を迎えてくれたのはダニエラ。家族はご主人と子供二人。家を全部開放していて、まるでホームステイ状態でした。



☆他の写真は右のLINKSのスイス中央部編をごらんください☆

車中から



スイスの電車の中にはこんな子供が遊べるスペースがあります。

車窓から1



ローザンヌを過ぎるとレマン湖岸から急な斜面いっぱいにぶどう畑が広がる。ここは白ワイン、デザレで有名なラヴォー地区。電車がかなり高い所を走っているので、その景観はすばらしい。そしてモントルーを過ぎしばらく走るとなつかしい牧草地帯の風景が見えてくる。

トゥーンの街角で

市庁舎前広場からは、12世紀に造られたというお城がそびえたって見える。そのお城からは街の屋根と、形がおもしろいシュトックホルンが望める。




列車の旅へ

いよいよスイスパスを買ってスイスの中央部(ドイツ語圏)へ4日間の旅へ。大きいトランクは列車の託送システムを利用してルツェルンまで送り、身軽にリュック一つであちこちをまわる。まずは、トゥーンへ。トゥーン湖から流れ出るアーレ川には屋根つきの木の橋がかかっている。旧市街の町並みは二層式という風変わりなつくりで、屋根が異常に突き出ていて、一階の屋根部分が二階のお店のテラスになっている。あまりの暑さに耐え切れずノースリーブのTシャツを買う。ランチは湖畔でペルシュ(湖で取れる小魚)とロシュティ(スイス名物ジャガイモ料理)。