7/31/2010

宝泉院

額縁庭園で有名な宝泉院です。前回訪ねたのは真冬で寒々としていましたが、今はすっかり緑におおわれています。

           桔梗がまだ咲いていました。

手前のモミジの木が茂りすぎて、竹林やその奥に見える山々が見えなくなっています。秋の紅葉の時期に備えて、庭師の人が大勢入って、ばさばさとモミジの枝を切っていました。暑い中本当に大変なお仕事だと思いました。

7/30/2010

涼を求めて大原へ

昨日はやっと雨が降って、少し暑さも和らぎました。

大原三千院を目指してバス停から歩いていくと、先ずは小さな呂川ぞいを歩きます。川面をすぎる風はさわやかです。


日なたはぎらぎらと暑いのですが、広いお堂の中は風が抜けて割と涼しいものだと実感しました。それに人がぜんぜんいなくて静かです。

       相変わらずきれいですね。苔が緑みどりしています。


             また来ましたよ!

境内を流れる律川です。橋の上は天然クーラーのようでした。この二つの川をあわせて”呂律”。大原は天台宗の声明の発祥の地です。呂律が回らないというのは、声明がうまく詠えないということからきているのですね。

            思わず深呼吸

            短い写経をしました

7/29/2010

ラブラドライト

祇園にある京念珠のお店(本店は西本願寺前)”ぜにや”さんには色とりどりの石や木のお数珠やブレスレットがあり、職人さんが丁寧に説明をして下さいます。


星月菩提樹、白檀、沈香、琥珀、水晶、めずらしい天然石などなど、どれも手に取って試す事ができます。きれいな色あいで、みんなほしくなってしまいます。

迷った末に買ったのは、このラプラドライトの腕輪念珠です。腕にあわせて石の数を調整したり、親玉の色やゴムの色の希望を聞いて、その場で作ってくれます。

この石は名前の通り、カナダのラブラドール半島で発見された石で(ちなみにラブラドール犬もこの地方からきている)光の屈折によって、グレーにも黒にも青にも見えます。直感力や想像力のアップ、身体の機能の活性化、ヒーリング作用などの効果がある石だそうです。

7/28/2010

禅定寺

あまり知られていないお寺で、かつ、宇治田原町という山奥にあるのですが、なかなか見応えのある仏像がたくさんあるというので、意を決して灼熱の中、行ってみました。

宇治駅からバスに乗って20分、その後は徒歩30分と案内に出ていたのですが、運よくバスを降りた所にタクシーがいたので、ここは無理をせずに楽をしました。

禅寺に仁王様はめずらしいそうです。大きなわらじにはお賽銭がたくさん詰め込まれていました。

           本堂は茅葺き屋根です。

     こじんまりとした境内ですが、蓮がきれいでした。

ここは滋賀県に近く、昔は山城から近江に抜ける重要な道だったそうです。平安時代には藤原一族がこの辺りを別荘地にして栄えたようで(宇治の平等院の末寺になる)、このお寺に保存されている仏像は皆、藤原時代のもので重要文化財に指定されています。宝物館には、十一面観音はじめ、日光、月光菩薩、四天王、地蔵菩薩半跏像、文殊菩薩、大威徳明王と大きな像が一同に並び圧巻でした。他にも観音堂に大日如来、薬師如来などがあり、わざわざ遠い所を来た甲斐がありました。高台にあるので、時折、抜ける風はさわやかでした。

7/27/2010

角屋(島原)2

説明によると、歌舞音曲を供して遊宴する街を「花街」、そこの芸妓が「太夫」。 歓楽のみの場は「遊郭」で、そこの娼妓が「花魁」だそうです。ここ島原は「花街」、江戸の吉原は「遊郭」という区別があるそうです。島原には東西に2つの門があり、誰もが出入りできる開放的な地域だったのに対して、吉原には門が1つで出入りが制限されていたとのこと。


そして「置屋」は太夫や芸妓を抱えて教育し、揚屋へ派遣する業種。「揚屋」は遊宴の場として大座敷と大厨房を備えた、料亭の機能。ここ角屋は揚屋なので、広い台所があり、大釜がたくさん並んでいます。

          

          あじろの間 

          主庭をのぞむ松の間

島原は公家や武士、有力町衆など身分の高い人達が利用し、茶の湯や俳句和歌の会なども開かれた文化的サロンで、有名人の壁画やふすま絵が多く残っています。二階はそれぞれ趣向をこらしたお座敷が11部屋もあり、天井、欄間、壁、格子などが全部違っていて素晴らしかったです(写真は禁止)。新撰組の芹沢鴨が暗殺される前に泥酔状態にされた部屋とか、刃傷の跡なども残っていました。

7/26/2010

角屋(島原)1

暑い中、特別公開中の”角屋もてなしの文化美術館”に行ってきました。西本願寺から花屋町通りを西へ20分くらい歩いて行くと、昔の花街、島原に着きます。

          島原の入り口、大門

       揚屋建築として文化財に指定されている角屋


            玄関前の空間

            奥は広い台所

7/25/2010

大暑

”大暑”だった23日、各地で午前中から37度をこえる猛暑日となりました。京都でも35度を越え、水に涼を求める人が多く見られました。

真夏恒例の下鴨神社の”みたらし祭り”が始まりました。朝5時半から夜の10時半まで4日間行われます。”足つけ神事”とも呼ばれ、冷たいみたらし池にジャボジャボと入り、ろうそくの火をともして、無病息災を願います。

        その後、ご神水を葵の紋の器でいただきます。

        同じ日、出町柳の鴨川デルタ付近では

        カメ石にねそべっている人もいました。

7/24/2010

膏薬図子(祇園祭)

祇園祭の時期にあわせて、四条通りの南側にある小さな路地”膏薬図子”もライトアップされます。


     手刷り木版画のお店”竹笹堂”さんの提灯と傘が目印

7/23/2010

屏風飾り(祇園祭)

    毎年素敵なたたずまいを見せて下さるのは”吉田家”さん


          坪庭の観音竹が涼しげです




          こちらは”松坂屋”さん

          屏風が素敵です


          こちらはお茶道具や”いぬ井”さん


       そして毎年おなじみの”誉田屋源兵衛”さん

キーやんのこいのぼり、今年は金の鯉が2匹加えられていて、それを見つけたら幸せになれるそうです。

7/22/2010

祇園祭から

            見守る長刀鉾の長老

            かっこいい囃子方さん

            応援の子供さん

            浴衣姿が多かったです

7/21/2010

新町巡行(祇園祭)

最後の道、新町通りは狭くて追い越しができないので、必然的に入る順番が決まってきます。四条の”月鉾”が先ず行き、その後、奥の”岩戸山””船鉾”が四条を越えて新町南に戻ります。

全鉾の中で最も背が高く、最も重い”月鉾”が、電線と建物の間をすれすれに、ゆっさゆっさと通っていく様はちょっと見応えがあります。
(写真はクリックすると大きくなります)


   古い町内(松坂屋や吉田屋さん)の前を”岩戸山”が通ります。

        夏空の下、間近で見ると大きい!
  

         とうとう”船鉾”も帰っていきます・・・


最後に四条の北に位置する“放下鉾””南観音山””北観音山”が戻ってきます。人々が”お帰りなさーい!と声をかけ拍手で迎えます。お囃子をして手締めをして終了です。