5/31/2013

畳もみじ(蓮華寺)

瑠璃光院から歩いて15分くらいのところにある蓮華寺

ここの紅葉も素晴らしくその時期は人が多いのですが、今はごらんの通り

たたみが緑に染まっています


本堂の天井には龍がにらみをきかせています。かつては狩野探幽が描いたとされる龍があったのですが明治期に失われ、今のものは1978年(昭和53年)に仏師の西村公朝によって復元されたものだそうです。


5/30/2013

瑠璃光院の続き


 門を入って階段を上がり玄関まではこの通り、うっそうとしていますが、

残念ながら、この日はものすごい晴天で

 緑のお庭を二階と一階から眺めるのですが、あまりの日差しの強さに、もみじがハレーションをおこしてしまい、写真はうまく撮れませんでしたorz

その代わりといっては何ですが、写経用の机や、

床や、障子が反射して緑に染まっていました


お庭には例年のように、モリアオガエルが泡状のたまごを木に産みつけていて、梅雨にはオタマジャクシになってポタポタと下の池に落ちるそうです。せっかく木に産みつけたのに、下では天敵のイモリやコイが、ちゃんとそれを知っていて待っているそうです。数百匹のうち残るのは十数匹だそうです。厳しいですね。
さて、来年は来れるでしょうか・・・

5/29/2013

緑の瑠璃光院

とうとう昨日、関西も梅雨入りしました。去年より11日も早いとか。先日までは7月の暑さだったのに、これからはジメジメでしょうか。まだ5月ですよ、早いですねぇ・・・

毎年の公開時に訪れている瑠璃光院。京都市内からは遠いので、観光寺院ではなく、ゆっくり過ごせるのが好きなのですが、今その公開が危ぶまれています。


昨年の秋の紅葉時に、ものすごい人が殺到し、拝観者の待ち行列ができ(いや〜信じられないです)、途中の民家に迷惑がかかったり、車の渋滞がおきたりという好ましくない事態となったそうで、お寺側から拝観中止(または制限)の意見が出されました。詳しくはまだ検討中とのことですが、非常に残念なことです。


新緑の季節はそこまで混雑はしていませんが、狭い所なので

     観光バスまで立ち寄るようになり、人がどんどん出入りして     

ゆっくり座っていられなくなりました・・・

5/28/2013

新緑の等持院

五年も京都にいて初めて訪れました(5/22)。足利家の菩提寺、等持院。北野白梅町から嵐電で一駅です。近くには龍安寺、金閣寺、仁和寺、妙心寺など著名なお寺があり、そばまでは何度も行っているのに、盲点になっていました。

 このつい立ては知ってます(天竜寺にもありますね)

 夢窓疎石作と言われる庭園が素晴らしいです。奥は茶室

以前は借景で後ろに衣笠山が見えていたのですが、近年立命館大学の高い校舎が立ち並び、お寺は高い木を植えて、見えないように腐心しているとか。



 本堂の中の霊光殿には、足利一族(15代将軍)の等身大の木造がずらりと並んでいます。尊氏(鹿苑院)を始め三代将軍義満(鹿苑院→金閣寺)や八代将軍義政(慈照院→銀閣寺)など見応えがありました。どういう訳か徳川家康42才(厄年)の時の木造も一緒に安置されていました。


作家の水上勉は相国寺(瑞春院)を13歳で脱走後、17歳まで小坊主としてこの寺に寄宿していたそうです。この日は30度を超える暑さでしたが、人の少ないお堂でゆっくりしていたら、涼しい風が通りぬけて気持ちがよかったです。


池泉回遊式庭園は、新緑にいろどられていました。

5/27/2013

京都まるごとマルシェ

連日真夏日が続く京都です。仏光寺で第1回のマルシェが開かれたので、のぞいてみました。


手作り市の他に、”京都・大阪・奈良・東京から30軒の人気レストランが大集合!とっておきの限定グルメが、お値打ち価格で楽しめるグルメイベント” があるというのが、今までの市とはちょっと違う感じ。

いつも静かな境内に人がいっぱい

 有名なしだれ桜の時だってこんなに混んでいない・・・

 ビアガーデン化した境内

 車の中にお釜があって、焼きたてのピザが

超有名店のパスタやワイン、京都のお酒、野菜など、おいしそう〜でした!

なじみの薄いお寺がこれでまた人気がでるのでしょうか?

5/26/2013

第6番霊場安楽寺・第7番霊場十楽寺

最後に訪れたのが安楽寺と十楽寺。山門がユニークです。


石に彫られたお寺の字が素敵です

水場には巡礼さんの傘と杖がそっと置かれていました。最後は

白い漆喰と朱塗りが竜宮城のような鐘楼門の十楽寺



楽しい旅もこれで終わりです。おつきあいありがとうございました。
霊場巡りの続きはいつ来れるでしょうか・・・

5/25/2013

五百羅漢(@地蔵寺)

地蔵寺の裏山には羅漢堂があります

盆栽のような梅が両側に植えられていて、青梅の実がなっていました

石仏が並んだ水屋


羅漢堂は入口が弥勒堂(弥勒菩薩)、中央に釈迦堂(釈迦如来)、出口に大師堂(お大師様)があり、その間を回廊でコの字形につなぎ羅漢さんが並んでいらっしゃいます。(写真はクリックすると大きくなります)


木造の五百羅漢としては日本最大だそうです。五百羅漢は大正4年(1915)焼失したため現在は200体ほど。色が鮮やかで表情もいろいろあって面白いです。



なかなか見応えがありました

5/24/2013

第4番霊場大日寺 ・ 第5番霊場地蔵寺

夏を思わせる暑い日が続いています
徳島のつづきです。自分の備忘録なので、もう少しご辛抱を願います。

紫さんの高校時代のお友達が長年徳島に住んでいらして、ご夫妻で車を運転して下さり、おかげさまで思いがけず四国八十八ヶ所巡りの続きをすることができました。まずは第4番目霊場の大日寺へ。山門の前の色とりどりのお花がみごとでした。山門の2階に鐘があります・・・


弘法大師がこの寺で修行され、一尺八寸(約5.5cm)の大日如来を彫刻し本尊としたので、大日寺と定められました。本尊は秘仏とされ残念ながら拝観は出来ません。


次に訪れたのが第5番の地蔵寺。樹齢800年の大イチョウが見えます

山門

入るとすぐに鐘楼と弘法大師象

 大師堂

 みごとなイチョウでした


5/23/2013

ゴッホ展@京都市美術館

”今回のゴッホ展はすごいらしい!” というので行って来ました。


京都ではめずらしく、平日なのにすごく混んでいました

よく見るこの自画像の色のいれ方、すごいです!

今回は「空白のパリを追う」という副題がついている通り、アムステルダムのゴッホ美術館の研究チームが7年にわたり、謎だったゴッホの実像を追い求めた結果、その答えが空白のパリ時代(700日)の作品の中にあったという成果をこの展示会で非常に詳しく解き明かしてくれています。53点のうち、日本初公開の作品が36点もあり、今までのイメージとは全然違う絵もたくさんありました。


自画像が8点同時に見られるのも初めてだそうです。この中で⑥は今まではゴッホの自画像だと思われていたのですが、実は弟のテオだと判明したそうです。

左がテオ、右がゴッホ 兄弟似てますねぇ

展示は研究者による科学的な新考察を、問いの形式で紹介してあり、どんな素材に描かれたか?絵の下絵に何が隠されているか?この景色はパリのどこの窓から描いたものか? など謎解き形式でおもしろい展示になっています。この時代にゴッホはいろいろなことを試していたことがわかります。

パリの生活に疲れてこの後、南仏に移り住み、有名なひまわりや糸杉、カフェテラスなどの絵を量産するのですが、たった2年で自殺をしてしまうのですね。南仏でゴッホが過ごしたサン・レミの精神病院を数年前に訪問したことがあります。彼が散策した道がそのまま保存されていて、そこで描かれた絵も表示されていて、ちょっと心が痛かった思い出がよみがえりました。

画家人生わずか10年間に2,000点もの作品を制作したにもかかわらず、ゴッホの生涯で売れた作品は、たったの1枚だけだったというのも驚きでした。 


5/22/2013

カラスの毛づくろい?

春日山の麓、飛火野は広々としています。 万葉の昔には貴族たちが、打球(ポロ)をし、平安時代には王朝人が 若菜摘み、花見などをしたと伝えられる場所です。

ここにものすごい大きさのクスノキがありました。明治時代、ここ飛火野で行われた軍事演習と響宴に臨席された明治天皇の玉座の跡に記念植樹されたものだそうです。

1本に見えたのですが、実は3本で樹齢100年だそうです

 この辺りは人も少なく、鹿がのんびりくつろいでいます

おやおや、カラスもいます

あっ、耳をつっついている・・・(イジメてるのかな?)

と思ったら、なんと背中にも乗って、毛づくろいを始めました
鹿くんもじーっとしてて逃げないし、まんざらでもなさそう・・・

不思議な光景を見てしまい、半信半疑で家に帰りネットで調べてみたら、やはり毛づくろいとのこと。冬毛から夏毛に変わるこの時期に見られることがあるそうです。カラスはいつも悪役だと思っていたんだけど(ごめん)・・・