6/30/2011

茅の輪くぐり(護王神社)

6月30日は夏越大祓(なごしのおおはらえ)です。神社などには大きな茅の輪が作られ、神事が行われます。「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」と唱えながらこれをくぐって罪や穢れをはらい、残り半年の無病息災を祈願します。

今年は特に東日本の大震災、原発事故があり大変な年になりました。これから夏に向かって被災地の方々には更につらい日々となることと思います。お祓いなんて何の役にも立たないとは思いますが、せめて亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。

左まわり、右まわり、左回りと8の字を描くように 3度くぐるのが正式(?)のようです。そして京都ではこの日に”水無月”を食べる習慣があります。

6/29/2011

苔庭

ビロードのような苔庭といって思い出す私のベスト3は以下の通りです。

             銀閣寺(6月)

             龍安寺(7月)

             大原三千院(7月)

6/28/2011

今年もホタルを求めて

6月の雨上がりの夜8時ころに、ホタルが一番よく飛ぶそうです。今年はこれで3度めの挑戦です。前の2回(白川疎水と松ヶ崎疎水)はあまり数が多くなくて期待はずれでした。そしてとうとう貴船まで来てしまいました。3年前、ものすごい数のホタルを見たのが忘れられなくて。真っ暗な川沿いにけっこう人が出ていて気分は盛り上がりましたが・・・残念ながら、今年はここもハズレでした。

シャッターを30秒開けて、いちかばちかで撮ってみると、何とか写りました。

アップにトリミングしてみました。複雑な動きをしていますねぇ。


         これは2匹のランデブーかな?

6/27/2011

西芳寺(苔寺)3


それともう一つがっかりしたのは、苔の状態です。5月に入って、けっこう雨の日が多かったので期待していたのですが、前の2〜3日が晴天だったせいか、ここ数年の天候異常で傷みがはげしいせいなのか、よくわかりませんが、苔寺というにはあまりにお粗末な状態でした。もちろんこの広いお庭を管理されている人々には大変なご苦労があることとは思いますが。

      勝手に緑のじゅうたんを思い描いていたもので

梅雨の季節が一番美しいそうです。苔も生き物ですから仕方ありませんね。
でもその頃には蚊がいっぱいだろうなぁ・・・

それにしてもお寺の拝観料が一日30〜45万円入り、一ヶ月で1000万円以上かぁ・・などと、ついつい計算してしまいました。      

          こちらは枯山水のお庭


夢窓国師の庭にあこがれて、義満は金閣寺を、義政は銀閣寺を造ったそうです。お庭としては、ここはとても素晴らしい景観だと思いました。虫に耐えきれず、もう見るのは限界となりあきらめましたが、結局最後になってしまい、係の人が早く門を閉めたくて、待たれていました。不思議なことに門を出ると、まったく虫は消えてしまいました。

6/26/2011

西芳寺(苔寺)2

お庭拝見はとっても楽しみにしていて、張り切っていたのですが、意に反して(カメラの性能は良いのですが力量不足で・・・)あまりよい写真が取れませんでした。

言い訳をすると、拝観時間が決められていて、広いお庭を見るのに30分くらいしかなくて焦ったことと、決定的なダメージは、この時期何らかの理由で発生したと思われる、小さな黒い羽根の虫の大群にずーとつきまとわれたことにあります。カメラを向けても、レンズに5〜6匹はへばりついているし、手や首、頭も顔も目にもまとわりついて離れないのですから。うっかりすると口にも鼻の穴にも入ってしまいそうです。

もうこうなると、ゆっくり味わってはいられません。あんなに居たはずの拝観の人々はあっという間にいなくなってしまいました。

静かで広くて素晴らしいお庭。池の中には、いくつもの島があり、120種類以上あるといわれる苔を愛でたり、流れる水の音や木々をわたる風の音をゆっくり楽しもうと思ったのですが。

          それどころではありませんでした。

6/25/2011

西芳寺(苔寺)1

事前に往復ハガキで拝観を申し込むことと、拝観料が3千円もすることがネックとなり、ずっと先のばしになっていた西芳寺に、友達が申し込んでくれたので(笑)、やっと行ってきました(5月21日のこと)。梅雨前の緑がきれいな良い時期をねらったのですが・・・

いつもピタッと閉まっている門。時間になると通用口があき、ハガキを見せると中に入れてくれます。

先ずはこの本堂で、お坊さんの話を聞き、般若心経を唱え、写経をさせられます。いっぺんに100人から150人がぎゅうぎゅうの机の前に座らされ、前後左右、手も足ものばせない状態での1時間。これは確かに修行でした(事前にわかっているツアー客で早く来た人達には少しだけ椅子席がありましたが)。外人さんも多くみられ、本当にお気の毒でした。筆ペン持参可でしたので、若い人達はそれであっという間になぞって終えていました。どうせ写経するのなら、お香がただよい、墨のにおいを楽しみつつ、静かで落ち着いた所でゆったりとした気持ちでやりたいものです。

いよいよ庭園へ。こちらは聖徳太子が創業、奈良時代に行基が開山、南北朝時代に夢窓国師が枯山水庭園と池泉回遊式庭園を造営したものです。がその頃にはまだ全く苔はなく、応仁の乱以降荒れ果てたお庭に自然に苔がはえ始め、江戸時代末期から注目されるようになり、苔寺として有名になったのは昭和30年代からだそうです。

6/23/2011

名物とろろそば

写真家、土門拳さんが「古寺巡礼』の撮影で西芳寺に通った際には、ここ”苔乃茶屋”で、毎日、この”門前とろろそば”を食べたそうです。

     丹波産の山芋に”苔”に見立てた青のりが散らしてあります。

ちょっと物足りなかったので、おまけにアイスぜんざいもいただきました。歴史を感じさせる、古いお店で、著名人の色紙がたくさん飾られていました。

6/22/2011

雨の善峯寺2

今日22日は桂昌院(徳川綱吉の母)の命日です(1705年79才で没)。善峯寺は、桂昌院が子供の頃、よくお参りしたり、母親と一時住んでいたこともあり縁が深く、その後権力を持つに至り、応仁の乱で荒れ果てたお寺を復興させたそうです。


薬師堂は1701年の建立で、桂昌院の両親が祈願したという出世薬師仏を祀っています。確かに八百屋のお玉さん、すごい出世ですものね。あやかりたい人は大勢いるでしょう。

 こちらは開祖源算上人が自ら刻んだ釈迦如来が納められている釈迦堂。

石造りで、合掌をしているめずらしい像。中程に割れ目ができていて、そこに参拝者達がお金を押し込んでいくそうです。

6/21/2011

雨の大原野神社

起源は桓武天皇が都を長岡京に移した際に、奈良の春日神社の分霊を勧請して祀ったのが始まりだそうなので、かなり歴史的には古い神社です。社殿も春日大社と同じ形式だそうです。








神の使いといわれている鹿が狛犬のかわりに鎮座しています。

6/20/2011

石仏・不動明王(勝持寺)


花の寺として知られている西山の麓、小塩山にある勝持寺に来るのは3回目です。庫裏の重厚な茅葺きの屋根は痛みが激しくて、残念ながら取り払われ、真新しい建物になっていました。

          白い土塀と深い緑が美しい参道

        本堂と瑠璃光殿には素晴らしい仏像がいっぱい

           ポストカードから転写

          西行桜も緑に囲まれて

今回の目玉はここ、不動堂です。空海が眼病祈願を成就した際に、 自ら石を刻んで不動明王を彫り、洞窟に安置したそうです。

お堂の奥に廻ると、祠があって、ライトアップされた不動明王が近くで見られます。そして後ろを見ると。

          不動堂のガラスに映る石仏が!

6/19/2011

水玉の芸術

         向こうの世界に見えるのは?(サツキ)

         銀色に光る粒(シャクヤクの葉)

         素敵なハンモック(蜘蛛の巣)

         すべり落ちそう〜(松の葉)

          並んで〜(モミジ)

             電球?(鳥居)

6/18/2011

雨の日の紫陽花(善峯寺)

広い境内には1万株の紫陽花があるそうです。まだ咲き始めですが、たっぷりと水を含んで生き生きとしていました。満開になったら、さぞかし見事でしょう。