3/22/2020

檜皮



ユキワリイチゲを見に行った瀧樹神社の参道に


木肌が赤い木が目立ちました。何だろうを思いながら、


境内を歩いていると作業している人を見かけました。何をされているのか話しかけてみると、彼は原皮採取者(日本に数人しかいない)。檜皮葺の為に檜の皮を剥がすお仕事をされているそうです。珍しい所に遭遇しました。


木の上の方まで上って綺麗に剥がす作業は大変そうです。でもそれ以上に大変なのは皮を乾燥させたり、同じ大きさに切って整えることだそうです。ちなみに一度皮を剥ぐと次は10年後になるとのこと。檜皮葺の屋根ふきの作業を見たことがあり感動したと話したら、使う1日分を用意するためにはその前の作業の方がもっとずっと大変だと話してくれました。


これが剥がされた後です。血のような樹液が


ちょっと痛々しかったです

2 件のコメント:

セキグチ さんのコメント...

今日、清水寺の屋根の葺き替えがおわりましたね。
檜皮葺の美しい屋根を再認識しました。

後継者不足のなか、いつまで葺き替えができるのか心配になります。

はりねずみ さんのコメント...

50年に一度の清水寺の檜皮葺の屋根の修復が
やっと終わり、その真新しい姿がやっと見られるように
なりました。ここ数年間鬱陶しい囲いがされていたので
うれしい限りです。
京都には古いお寺や神社が多いので、檜皮葺もたくさん
見られます。