はりねずみ君の独り言
7/27/2008
比叡山薪歌舞伎
東京から来た友人夫妻と、比叡山薪歌舞伎を見に行ってきました。霊験あらたかな、山深い、厳しい修行の比叡山というイメージ通り、なかなか雰囲気のある場所での舞台。予想に反して、かなり暑い夜でしたが、お囃子の音が自然の景色、風、空気と同化して響きわたり、霊に見守られているような、踊りやお芝居にすっかり心を奪われてしまいました。
暗くなった頃、ここに1200年以上ともされている、”延暦寺の不滅の法灯”の火を薪に移す火入れの儀というのが行われ、おごそかな気分を味わいました。
7/23/2008
キツネの次はタヌキ
宮本武蔵が一乗寺下り松での決闘前に修行したと言われている、狸谷山不動院というのが、近くにあるので、行ってみました。詩仙堂を通り過ぎ、うっそうとした山道をのぼっていくこと30分。吹き出す汗をぬぐいながら、途中いくつものユーモラスなタヌキ達を見ながら、250段の階段を登ると、清水寺のような木組みの本堂にたどりつきます。”他を抜く”という意味をこめて、スポーツ選手が祈願に来るということで、今日もアスリート達が駆け上がっていく姿が見られました。うーん、私も毎日ここへ通ったら、スマートになれるかも・・・
絵馬
さすがお稲荷様。絵馬もキツネです。
ここはどういう訳か、スズメとウズラが名物らしく、境内の店先で焼いて売っていました。ひと串買って味見しましたが、スジっぽくて、タレの味しかしませんでした。
7/21/2008
鳥居
有名な千本鳥居です。
これはほんの入り口で、
稲荷山の頂上まで上り
まわってくると、
延々と4キロも
続くらしいです。いつか
ハイキングシューズで
行ってみましょう。
夜はちょっと怖いです。
7/20/2008
あつおすぅ・・・
今日の京都は最高気温37.4度を記録したとか。信じられませぬ。
夕方、少しましになった頃、またしてもでかけていきました。今日は伏見稲荷大社の本宮祭です。市内在住の画家や子供達が描いた行灯画が飾られ、幻想的な雰囲気でした。境内は半分以上が外国人で、いろいろな国の言葉が飛び交っていました。
奈良へ
祇園祭りの興奮も醒めやらぬ中、21日で終わってしまう、奈良の国立博物館の法隆寺金堂展を見に行ってきました。
日本最古の四天王(飛鳥時代)がそろって寺外に出るのは初めてとのことで、暑さと興味を天秤にかけた末、知的好奇心のほうに軍配があがったという訳です。でも行った甲斐がありました。火災で焼けてしまって、60年代に日本画家の巨匠達によってそっくり再現された壁画、鎌倉時代の阿弥陀三尊、飛鳥時代の四天王、天蓋、台座などを間近にじっくりと見ることができ、不思議な時空を体験することができました。こういうものを実際に見ると、歴史を勉強するのも楽しそうと思えるのですがね。
奈良といえば、やっぱりこれでしょう。暑いのに、一心不乱に草を食べていました。
7/18/2008
山鉾巡行
梅雨明けで、朝からじりじりと太陽が照りつける晴天となった、巡行当日。9時に四条をスタートし、32基の山鉾がゆっくりと大通りを練り歩きます。機会があって、生まれて初めて見ることになり、にわか勉強をして、今日はすべての山鉾を見る覚悟です。結局最後の南観音山が目の前の御池通りを通ったのは午後2時過ぎでした。曵き手さん、音頭取りさん、囃子方さん、屋根方さん、警備の人、そして見物の人、暑い中お疲れさまでした。”動く美術館”とは、よく言ったもので、本当に見応えがありました。伝統文化を残すというのはすごいことですね。
7/16/2008
ユニークな屋台
キュウリ丸ごと一本を串にさして売ってたり、マグロの解体した頭をどんとのせてあったりと、楽しい屋台がいっぱい。
広い烏丸通りも道いっぱいに屋台が広がっていました。
わらべうた
”ろうそく一本献じられましょ〜”という子供の声につられて、ついつい奥へ。そこでは浴衣姿の可愛い子供たちが、わらべうたを歌いながら、ろうそくや、厄よけのお札などを売っています。
宵山
いよいよ、祇園祭りもクライマックス。宵山が始まりました。6時を過ぎると四条通りも烏丸通りも歩行者天国になり(三日間も!)露天が出てすごいにぎわいになります。駒形提灯に火が灯り、コンチキチンのお囃子があちこちから聞こえます。若者は半分以上が浴衣姿。全国のテキ屋さんが大集合したのかしらと思うほど、通りという通り、いっぱいに屋台が並んで、すごい熱気と人です。こんなことを毎年やってるのかと思うと、京都の人ってすごいなぁとつくづく思います。
7/14/2008
山鉾曵き初め
出来上がった鉾や山に、一般人も上れるというので、さっそく行ってきました。昔は女性は上れなかったものでしたから、隔世の感があります。でも今でも女人禁制の鉾や山があるんですって! それぞれの鉾によって、違いますが、だいたい500円から1000円くらいの粽や手ぬぐいを買うと上れます。部屋の広さは4畳半から6畳くらいで、狭い感じですが、結構高さがあって、迫力があります。
その後、予行演習のためか、お囃子を奏でながら、町内を子供たち(幼稚園児から中学生まで)が引いて行きます。浴衣姿やハッピ姿が可愛いです。汗びっしょりになりながら、あちこちの鉾を追いかけました。
鉾は地上25メートルの高さがあり、道幅ぎりぎりのところを通ります。脇の電柱などは保護の網がかけられていますが、電線や、ビルの軒に触りそうで、ハラハラします。そのためにちゃんと屋根の上に人がいて、見守ったり調整(ある時には足で軒先を押していた!)
したりしています。2メートルもある車輪も、あちこち行かないように、大きなクサビを置いて、微調整していました。
7/13/2008
大工方
平安時代から続いている祇園祭り。釘をいっさい使わずに縄だけで組み立てるそうで、素手で縄をしばりあげ、、木づちでたたいたり、和鋏で切りそろえたりと、伝統的な手法が見られ、おもしろいです。最後に塩とお酒で清め、神様にお祈りをしていました。
7/12/2008
鉾建て
いよいよ暑さも本番、祇園祭が近づいてきました。先週あたりから、どこの商店街でも、コンチキチという音楽が流れっぱなしで、雰囲気を盛り上げています。鉾建てが始まり、大きな四条通りでも、おかまいなしに、細い道では通行の妨げになっても、堂々と鉾が組み立てられていきます。京都の人はもう慣れっこになっていて、あきらめているのでしょうかね。もっと驚いたのは、見物人やカメラマンがうろちょろして邪魔しても、ぜんぜん怒らないことです。 櫓を横に寝せて、数メートルの巨大な真木をつけ、それをロープで引き上げて起こします。10トン以上のものを支えるのですから、非常に慎重に作業を進めていきます。それをいろんな鉾を見るために暑い中、半日もねばりました。(単なるヒマ人?)
ハスの花
ハスの花は朝開いて昼にはつぼんでしまうとのこと。今回はみずみずしい花をたくさん見ることができました。ついでに境内のお茶屋さんで、ハスごはんもいただきました。もちっとしたハスの実がいっぱい入った炊き込みごはんです。
7/11/2008
ハス酒の日
今日は宇治の三室戸寺でハス酒を楽しむ会が開かれるというので、朝、めずらしく早起きをして出かけました。50センチをゆうに超す大きなハスの葉に小さな穴をあけ、そこに竹筒から注ぎいれた冷酒を、茎からストローのように飲むのです。聞いただけでもたまりませんよねぇ・・・
極楽浄土を思わせる、蓮が咲き乱れる境内で、ハスの香りと苦みを含んだお酒を、朝っぱらからたっぷり(何回でも注いでくれちゃうのですよ!)いただいて、もうすっかりほろ酔い気分になってしまいました。本当に素敵な企画でした。
それにしてもつくづく思うのは、これが東京だったら、すごい人出で大混乱だろうなぁということです。やっぱり人が少ないんですね、京都は。
7/10/2008
カメ石
下鴨神社の南に、賀茂川と高野川が合流して鴨川となる鴨川デルタがあり、そこには大きなカメ石が並んでいて、対岸に渡ることができます。浅瀬になっているので、格好の子供たちの遊び場になっています。鴨や鷺もやってきてのどかな風景です。
7/09/2008
陶器市
片付けに飽きたので、きょうから千本釈迦堂で開かれている、陶器市をのぞきに行きました。ものは増やさないぞ!と強い決意をしながらも、もしかしたら、という気持ちもあって、しっかりリュックをしょってでかけました。が、結局は欲しいものはなく、何も買わずに済みました(エラい!)。思わぬ収穫は、霊宝館にあった、定慶の六観音菩薩と、快慶の十大弟子立像の素晴らしかったことでした。誰もいない部屋で一人ゆっくりと鑑賞できました。
7/08/2008
あこがれの
川床料理を食べました。貴船川の上にしつらえられた床几の上で料亭の料理をいただきます。川の冷たい水が天然クーラーになっていて寒いくらいです。深い緑に囲まれ、水の音を聞きながら、提灯の明かりのもと、鮎や鯉、はも、山菜の天ぷらなどをいただきました。自然の中で、なんという贅沢なこと!
貴船神社
貴船神社は昔から雨乞いの神として信仰されていて、晴れを願う時は白い馬を、雨を願う時は黒い馬を奉納したそうです。霊水がまつられていて、その水におみくじを浮かべると、吉凶の文字があぶり出しのように出てくるのです。この水は成分がルルドの水と同じくらいだそうですから、汲んでいく人もいるようです。
7/07/2008
七夕
今日は七夕です。うーん、ここ数年あまり意識したことなかったけど。あいにく曇り空で星のランデブーは見えませんでしたが。
鞍馬の貴船神社で七夕のライトアップがあるというので見てきました。叡山電車の鞍馬口で降りて、うっそうとした杉木立の山道を貴船川に沿って上ること30分、こじんまりとした境内の貴船神社に到着。いつの間にか風が涼しくなっていました。
ライトアップをみた帰り道、また真っ暗な山道を下ってくると、
なんと!川の上を、林の中を、ホタルがいっぱい飛んでいました。道すがらずっとついてきてくれたので、あっという間に駅に着きました。七夕飾りに願いを書いて下げたり、ホタルを追いかけたり、子供に帰ったような一日でした。
7/06/2008
やっと!
食べることができました。出町で行列の絶えない和菓子やさん”ふたば”の豆餅です。外はやわらかーいお餅で、中にはたっぷりの餡、そしてちょっと塩味のきいた大きな赤エンドウ豆が入って、ほっぺたが落ちそうなくらいおいしかったです。出町柳は今住んでいる一乗寺からは叡山電車で三つ目でとても近いので、これからはちょくちょく買いにいけそうです。
京都暮らし
7月から京都の一乗寺という所に住んでいます。
この年(?)になって、初めての地方、そしてあこがれのマンション暮らしです。さてどうなりますことやら。
地面に足がついていないというのは、何か現実離れしていて、生活感が希薄です。窓からは比叡山と東山が見えます。
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)