2/28/2009

新薬師寺


光明皇后が聖武天皇の眼病平癒を祈願して747年に建立したと言われる新薬師寺はひっそりと建っていました。本堂は天平時代の建築で国宝。昔は七堂伽藍を持つりっぱなお寺だったのが、雷や台風で殆ど消失。それを明恵上人が再建したそうです。本堂内の薬師如来はじめ、我が国最古の等身大の塑像、十二神将も国宝という割には、無造作に安置されていて(手を触れたら壊れそう)ちょっと心配になるほどでした。


拝啓 メタボな薬師如来様
あなた様のお姿は、お写真で一度拝見したら忘れられないほど印象的でした。それ以来、ぜひお目にかかりたいと思っておりました。この度その機会に恵まれ、大変うれしく思っております。目を大きく見開いて、右手を挙げ、よく来たねとおっしゃっているようでした。周りを取り囲んでいる十二神将もそれぞれ表情が豊かで素晴らしく、これが当時極彩色で塗られていた時はさぞかし豪華だったことでしょう。誰もいないお堂で十分堪能させていただきました。合掌

0 件のコメント: